WWDC2011の会場外観 |
↑西暦を示す数字は4桁表記。リンゴマークは例年変わらずの巨大さ。 |
明日6/6(現地時間)の開幕を控えた前日、WWDC2011会場の受付がオープンしました。多くの参加者がこの日にサンフランシスコ入りし、会場のあるモスコーンセンター周辺のホテルや街角は、まさに林檎一色になります。
アップルのお膝元の都市とはいえ、平常時はさすがにここまではアップル率は高くありません。会場内も、この日ばかりはPCやAndroidを出すのは憚られるような状態。気のせいか、普通の観光客のiPad2所有比率もやたらと高い気すらします。
この日参加者が受け取るのは、WWDC2011の参加バッジと参加記念品。これらを手に入れれば、ひとまず前日のミッションは終了、ということで、あとは市街近郊に在住の友人と会ったり、年に一度しか会わない遠方のデベロッパー仲間と食事に行ったりしているようです。
ちなみに、参加記念品はTシャツ+ノート型Macがピッタリ入るカバンだったり、ロゴがプリントされたスウェットだったり年によって違いますが、今年は昨年と似た、背中に”11”と入ったジャージでした。まだ夜肌寒いサンフランシスコではちょうどよい防寒具かもしれません。
WWDC2011ジャージを前から |
↑胸元にWWDCの文字がある以外は、文字はなし。色は昨年と同じネイビー。 |
WWDC2011ジャージを後ろから |
↑今年のジャージ。昨年のものに似ていますが、今年はスウェットというよりも、まさにジャージ。モデルはコニット社の橋本さん。Thanks! |
プレオープン(会場の1Fのみ)とはいえ、巨大バナーなど一部の装飾は終わってます。毎年、今回のキーノートの内容に関係ありそうなキーワードをみつけては推測してみるのですが、今年は“Lion+iOS5+iCloud=WWDC”という、かなり直球なもの。
WWDC2011 1Fロビー |
↑今年の巨大バナーは、アートワークも含めていつになくシンプルで直球表現。原点回帰的なニュアンスも感じられます。 |
超ワイド写真で会場の模様をチェック |
↑会場ロビーをパノラマ撮影してみたところ。バナーの巨大さと、ド直球のシンプルさがよくわかりますね。 |
でもこれって、ここ数年のWWDCを見てると、結構大きな変化だという感触があります。iPhone3G以降、WWDCはiOS関連の露出と情報量が非常に多く、昨年も「もうアップルはMacOSはどうでもいいんじゃないか」なんて話していたほどでした。
実際のところ、Windowsマシンに対してMacでしかできないことと言えば、“iOSアプリのプログラミング環境”という1点だけでした。iOSとMacOSを上手に組み合わせることによるシナジーは、少なくともアップルの戦略上は見えなかった。
そうした流れを踏まえると、MacOSとiOSをクラウドで連携させる(という意味にとれる)このキャッチは、ある種王道でもあり、ここ数年影が薄かったMacOSもきちんとやっていく、という原点回帰を感じさせます。本当に想像どおりの意味なのかは、基調講演で明らかになるでしょう。
ちょっとマニアックに細かいことを言うと、実は会場外観のデザインルールが少し、変更されたようです。会場壁面には巨大なアップルロゴが掲出されるのは例年どおりですが、マニアな人なら「あれ?」と思うはず。どこが違うかわかるでしょうか?
WWDC2011の会場外観 |
↑西暦を示す数字は4桁表記。リンゴマークは例年変わらずの巨大さ。 |
昨年の会場外観 |
↑ほぼ同じですが、西暦表記は“10”と2桁。この違いにすぐ気づいた人はマニアック。 |
そう、今年から西暦の下2桁ではなくて“2011”と4桁になってます。2009年も2008年もそうだったので、今年から命名規則を変更したのでしょうか。たしかに、“WWDC11”ってなんだか数字の座りは悪いですよね。印象として。
会場の外観写真を撮っていて気づきましたが、2Fの窓から何かが見えてますね。ズームでよってみると……
Mission Controlがチラ見え |
↑窓の外から見えるMissionControlのバナー。外から見える位置には、新しい発表関連のバナーをおかないというのは当然ですけどさすが。 |
すでに発表済みの、Lionの新しいタスク切り替え機能 “Mission Control”ですね。このほかにも見えない位置に色々なバナーがあるはずですが、それも基調講演までお預け。
さて、取材班(といってもイトー1名)は今日これから、現地時間の明日早朝(日本時間6/6 月曜22:00ごろ開始)のUstream放送に向け、機材準備や情報収集などを行っていきます。
それでは皆さん、“月曜22時WWDC中継Ust!”をお忘れなく!
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