韓国では3キャリアのうち、SK TelecomとKTの2つのキャリアがiPhoneを販売しています。このうちKTはW-CDMA方式の携帯電話サービスに加え、WiBroサービスも提供してます。WiBroはモバイルWiMAXの韓国版で、日本のUQ WiMAXユーザーも、対応するノートPCを使って国際ローミングが可能。World IT Show 2011では、そのKTが日本のiPhone4ユーザーも気になる製品を展示していました。
KTが発売するiPhone4用WiBroジャケット |
↑KTのWiBroは韓国の主要都市にエリアを広げており、USBモデムとルーター端末を数機種を販売しています。数年前までは使い物にならないという印象がありましたが、今では3Gよりも高速なため利用者も拡大中。そのKTがiPhone4ユーザーのために投入したのがiPhone4用ジャケット型WiBroルーター『KWF-B2500』です。 |
iPhone4専用設計のジャケット |
↑KWF-B2500はiPhone4のために設計されています。本体サイズは62×126×17.2ミリ、約68グラム。市販されているジャケットタイプの外付けバッテリーとほぼ同等の大きさです。iPhone4とは本体内部のコネクターで接続。 |
下部にマイクロUSB端子を備えてます |
↑KWF-B2500には1500mAhのバッテリーが内蔵されており、連続5時間のWiBro通信が可能。また、このバッテリーは本体横のスイッチを切り替えることでiPhone4を充電できます。充電は本体底部のマイクロUSB端子を利用しますが、PC接続もここからできます。ドックケーブルがなくても、市販のマイクロUSBケーブルでPCとの接続ができるのは便利ですね。 |
iPhone4をスライドして装着 |
↑利用方法は簡単そのもの。iPhone4をスライドして装着するだけで準備完了です。あとはKWF-B2500の電源を入れればWiBroルーターとして利用できます。なお、同時に3台までのWi-Fi機器を接続できますから、iPhone4だけではなくノートPCなども一緒に利用できます。 |
WiMAX版として日本でも発売して! |
韓国WiBroと日本のWiMAXで同じ端末が出ている |
↑WiBroは2.3GHz帯を利用するのに対し、モバイルWiMAXは2.5GHzを利用します。両者の違いは対応する周波数……ということで、日本と韓国では同じ製品で周波数違いのWiBro/WiMAX製品が販売されています。写真のEGGは韓国ではメジャーなWiBroルーターで、日本でも一部WiMAX事業者から販売されています。 |
すなわち、このKWF-B2500も周波数を2.5GHzに変更すれば、そのまま日本で販売することもできるハズ! iPhone4でいつでも高速なWiMAXが使えるなら、売れること間違いなしでしょ! ぜひとも日本への投入を考えてほしいものですね~☆
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