オンラインゲームコミュニティーサイト“ハンゲーム”を運営するNHN Japanが本日、カンファレンス『HANGAME SMART DAY 2011』にて、スマートフォン向けゲームの事業戦略と新ロゴを発表した。
新ロゴのモチーフは,(カンマ) |
↑新ロゴは、,(カンマ)がモチーフ。“ちょっとした休息、ひと休みの時間に、素晴らしいエンターテインメントをお届けする”という決意を込めてるとのこと。 |
同社代表取締役の森川 亮氏は、これまでの10年はPCゲームとともに歩んできたが、今後10年はスマートフォン向けゲームへ注力することを発表した。目標は2011年12月末までに、400万人のユニークユーザーを獲得。この数字はスマートフォン契約者の内、4人にひとりがハンゲームで遊ぶという計算になるそうだ。
スマートフォン事業へ100億円投資! |
↑NHNの代表、ジョン・ウク氏は、グループ全体で今後3年間のスマートフォン事業に100億円投資すると表明。 |
ハンゲームは2010年7月から他社に先駆け、これまでに54アプリもリリースしてきた。ダウンロード数は累計300万に上り、今後も意欲的に増やし続けると主張。将棋やオセロなどのいわゆるテーブルゲームは“TEIBAN GAME”として、2011年夏までに70タイトルをリリース予定だ。会員登録なしで、気軽に遊べるようになるとのこと。
定番ゲーム以外は、スマートフォンというデバイスの特性を生かしたライフスタイルに直結する通称“リアゲ―”を発表していく。カンファレンスでは3つのリアゲー協力会社のプレゼンが行なわれた。
リアゲ―『早朝シーソー』 |
↑協力:博報堂/博報堂DYメディアパートナーズ。チームを組んで早起きをうながす目覚ましゲームアプリ。チーム戦で勝利すると朝関連の商品クーポンがもらえる。Android版もiPhone版も5月リリース予定。 |
リアゲ―『ドル撮!!』 |
↑協力:クージット。アイドルをAR撮影できるアプリ。いつでもどこでも動いているアイドルと撮影会が可能。Android版が5月、iPhone版は2011年秋以降リリース予定。 |
リアゲ―『JANPON(ジャンポン)』 |
↑協力:クエイク。じゃんけんトーナメントを勝ち抜いて賞品をゲットするアプリ。発案者の同社代表取締役社長、加藤和弘氏曰く、63億人の全世界の人とじゃんけん大会がしたかった、とのこと。Android版、iPhone版ともに6月にリリース予定。 |
なかでも注目したのは『ドル撮!!』。画面をタップすると指定したアイドル(日テレジェニック2011とコラボ)が、スマホカメラのARで登場し、どこでもアイドル撮影会ができるという代物だ。スライダーの要領で指を左右に動かすと明るさを調整でき、アイドルのキリヌキ動画と背景の違和感をなくし、超リアルなコラージュ写真が撮れる。
目の前にアイドルがいるような完成度 |
↑会場内でのデモでは、普通のカメラアプリのようにライブビューの背景が映る。画面をタップするとアイドルが「こんにちわ~」と画面の横からひょいと出てくる動画が始まり、好きなタイミングでパシャッと撮影。Appleの審査に通ることを切に願うほどの完成度だ。 |
また、リリース予定ははっきりしてはいないが、グローバルなパートナーシップではpodotree社の『CUBEDOG』というアプリが紹介された。アバターのようにさまざまなデコレーションが可能で、個人的にはいちばんグッときたアプリ。いや、ほんとかわいいんですよ犬。
『CUBEDOG』 |
↑キューブを組み合わせたようなトイ犬がコミカルな動きで癒してくれる。対応OSやリリース時期は不明。 |
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