Androidタブレット最大の魅力はその解像度。とくにハニカム(Honeycomb)ことAndroid3.0搭載タブレット(以下3.0搭載機)は、標準アプリがその解像度とTegra2の処理能力を活かした仕様に大幅リファインされています。
YouTube |
![]() |
---|
YouTubeアプリは、ずらっとコンテンツが並んで見通し抜群。ちょっと『マイノリティ・リポート』のトム・クルーズ気分です。予知映像じゃないですけど。
ブラウザ |
![]() |
---|
“ブラウザ”はタブに対応し、3.0搭載機では非常にサクサク動くこともあって、個人的にはiPadのSafariより使いやすいという印象です。
ちなみにさらに個人的には、モーメンタム(慣性)スクロール対応パッドを搭載したマックでChromeを使うのが極楽環境だと認定しています。
モーメンタムスクロール最高! |
![]() |
---|
↑2本指上下でスクロール、三本指左右で前・次ページに移動する快適ブラウジングを一度体験すると、ほかの環境でブラウジングするのが正直苦痛です。iPadもAndroidタブレットも同じように操作したいところ。 |
で、強引に話を戻しますが、3.0搭載機の標準アプリは非常にそそる出来なのですが、現時点ではサードパーティーアプリの充実度がいまいちです。残念無念。
LG Worldでは8本のみ |
![]() |
---|
たとえば『Optimus Pad L-06C』の端末メーカーであるLGが運営している『LG World』で紹介されているアプリは現時点で8本のみ。
というわけで、ハニカムこと3.0搭載機を熱烈に応援していきたい週アスPLUSというか、単なる新しいモノ好きのジャイアン鈴木として、タブレット対応アプリを探してみました。
USA TODAY for Tablet |
![]() |
---|
有力紙『USA TODAY』の専用ビューワー。左上のタブでジャンル、左の見出しで記事を選びます。PC用サイトに比べると画像が少ないので、3G回線でも比較的快適に鑑賞できます。
Splashtop Remote Desktop |
![]() |
---|
iPhone、iPadでも人気のリモートデスクトップソフト。3.0搭載機の高解像度が活きるアプリです。正直このアプリさえインストールすれば、高解像度アプリ不足は完全解決できますね。
QuickofficeのPro HDの(タイトルはママ) |
![]() |
---|
アプリ名が微妙で、早く直していただきたいところですが、機能・使い勝手はなかなかのもの。とくにGoogleドキュメントとの連携機能が便利です。
Dual Window Web Browser(日本語版) |
![]() |
---|
2画面同時に表示できるブラウザーです。上の画面写真よりも縮小表示できないのが残念なので改良希望ですが、2画面同時に見たいときに便利なサードパーティーブラウザーです。
以上が3.0搭載機の高解像度画面を活かせるアプリです。ですが、実はAndroidアプリの多くは異なる解像度に対応するように作られているものが多く、そのままでもそれなりに快適に遊べたり、使えたりします。
Angry Birds |
![]() |
---|
↑解像度が低くても高くても、その端末に合わせて描画を行なう優等生的アプリです。高解像度でも愛らしいキャラの可愛さは変わりません。 |
ついっぷる |
![]() |
---|
↑画面構成は変化しませんが、文字のサイズはそのままで画面が広くなるので、タイムラインの見通しが非常によくなります。高解像度に対応した『ついっぷる(Smartia&LifeTouchNote版)』もリリースされていますが、『Optimus Pad L-06C』では起動しませんでした。 |
上記の2本のようなアプリは、このままでも画面を広々と使用できます。ただ、まれに下記のような頑ななアプリもあります。
Xtremelabs Speedtest |
![]() |
---|
『Xtremelabs Speedtest』は拡大表示は行なわず、意固地なまでに自分のレイアウトを守ります。iPadのように拡大表示機能がない3.0搭載機ではお手上げです。
異なる解像度に異なるレイアウトを実装するのは非常に労力がかかるものです。ですが、Androidスマートフォンに続きタブレット市場も活性化させるためにも、両タイプに完全対応したアプリの多数リリースに期待したいところです!
週刊アスキーの最新情報を購読しよう