派手なパッケージと意外にシンプルな中身 |
↑外観の箱はなんともアメリカンな感じ。ちょっとマザーボードやグラボの箱っぽくもあるアートワーク。付属のマニュアル類は簡易版のみで、極シンプルな内容物です。 |
先週金曜日に発売になったauのAndroid3.0搭載タブレット『XOOM』。もちろん週アス編集部でもゲット済み。タブレット用OSということで、UIはこれまでのAndroidと近い部分もあれば、まったく新しい部分もアリ。正直、いきなり触るとギョッとします(アプリケーションドロワーやサブメニューボタンが“右上”にあったり)。
まだ数時間使ってみたところの、まさに“ファーストインプレッション”ですが、Tegra2の圧倒的な速さによる快適性の高さは素晴らしいの一言。デュアルコア、マルチスレッド、マルチタスキングという最近のスマートデバイスを象徴するカタカナ語よりも、“圧倒的な速さ”はストレートに伝わってきます。
それにこのソリッドなデザイン。CES2011で展示実機を見かけた時も言っていたんですが、僕は好きですね。
感涙ものの“M”起動ロゴ |
↑電源投入直後に現れる起動画面。海外端末好きなら、これだけでメシが5杯は食えるというロゴが! モトローラを買ったんだという感がこみ上げます。 |
カメラ周辺を拡大すると・・・・・・ |
↑左から、レンズ、フラッシュ、スピーカーのスリット、電源ボタン。実機を触ると、この電源の位置は、結構考えてつくられているのがわかります(後述) |
XOOMの背面 |
↑下側のグレー部分はメタリックな質感、上側の黒い部分はラバーコート。向かって右側のカメラ用フラッシュの隣に、なんと電源スイッチ(!)。 |
ボタン類はシンプルの2つのみ |
↑Android特有の戻るボタンなどが画面上のソフトウェアキーになるため、物理ボタンはこの音量調節と、背面の電源ボタンのみ。シンプルです。 |
マルチタスキングの神髄! |
↑カメラで写真を撮りつつ、左下のタスク切り替えボタンでタスクリスト(画面左端)を表示中。ここでアプリを切り替えると、待ち時間なく瞬時に切り替わります。速い! |
背面電源ボタンの秘密!? |
↑こんな具合に、両脇を手で持つと、ちょうど人差し指がくる位置に電源があるんです。電源のオン/オフの流れを考えてのボタン位置であるようです。 |
3.0のアプリ一覧画面 |
↑Android2.x系ではホーム画面下部のボタンを押すと出てくる一覧画面。3.0では右上のボタンを押すとでてきます。画面下部では、左右計4枚の画面も表示。 |
ニコニコ動画も問題なく再生 |
↑このレベルのコメント数なら問題なく再生。そもそもiPadでは再生できない動画も少なくないので、この点は比べるべくもありません。快適。 |
まったり再生は横画面が◎ですね |
↑横画面だと専用プレーヤーのよう。快適な動画再生が楽しめます。寝室での寝モバモードのときはコレですね。 |
個人的にTegra2のパワーに多いに期待するところのFlash再生支援は、現時点でも軽めのFlashゲームレベルはまったく問題なし。ニコニコ動画の視聴も大抵はなんなくこなしてます。
弾幕の激しい動画では、少し重そうな描画が見られますが、関係者に聞いたところでは、FlashPlayerの最適化はまだまだできるそうです。要するに、OSが新しすぎて、チューニングまで追いついてない、と。Tegra2の本当の実力はこんなものじゃないのね。
動画や音楽再生に関しては、XOOMのちょっと変わったステレオスピーカーの位置がキモです。手で持って聞くのと、デスクに寝かせて置くのとで「!!」というくらい音の響き方が違う。
寝かせた方が、背面にあるスピーカーの音が反射して、グッとサラウンド感が増すようです。ハッキリ言って別モノ。
店頭で音を聞くときは、ぜひ展示台などに置いた状態(背面に音が反射する壁がある状態)で聞いてみてください。
そうそう、パワフルだということで誰もが気になるバッテリー駆動時間ですが、これはまったく心配の必要なさそうです。詳細なバッテリーベンチは続報の記事に譲りますが、数時間にわたってFlash動画再生5・ウェブブラウジング3・少しゲーム2、という使い方でも、まだ20パーセント以上残量があります。大半の時間で動画再生をしているわけで、普通にネットを見ているぶんにはもっともつはず。
これは使い込み甲斐のある機種になりそうです。迷ったら、買うべし。
LG『OptimusPad』と大きさを比較 |
↑気になるLG『OptimusPad』(上)との比較。写真で撮るとあまり違いがわかりませんが、実機では画面の大きさの違いは一目瞭然な感じ。編集部ではOptimusPadを推す女子もいます。 |
対応ゲームがスグ探せる『TEGRA ZONE』 |
↑NVIDIAによる、Tegra2の性能を活かす最新アプリを紹介するアプリ『TEGRA ZONE』。マーケットプレイスに並ぶ前のアプリも、ここでは紹介されています。 |
Flashゲームも問題なし |
↑懐かしのFlashゲーム『クリムゾンルーム』をXOOMでプレイ。触りの部分で見る限り、何も問題なし。SNSのブラウザゲームはちょっと重かったです。 |
GメールUIもタブレット用になる |
↑Gmailにアクセスすると、タブレットデバイス専用のUIで表示。使いやすいのは当然として、画面の大きさを考慮した専用UIというのはとっても大事。 |
AndroidMarketも3.0仕様!? |
↑Androidマーケットも専用UIになるようです。スマートフォンで見ているのとはまた違って、タブレットにはコッチの方がイイ。 |
YouTubeでも無駄に3D |
↑GPU支援を描画の端々で使いまくるのがAndroid3.0の凄いところ。3DふうのYouTubeタイル表示もGPU支援によるもの。パワフルだからこそのリッチ描画! |
Tegra2対応ゲーム『DungeonDefenders』 |
↑本格アクションロールプレイング。日本語化はされてませんが、そんなに難しい英語は要求されなそうでした。 |
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります