『Filterstorm』
バージョン:2.6.2
App Store価格:450円
(バージョンと価格は記事掲載時のものです)
豊富なフィルターと強力なマスクを備えた画像補正アプリ。やや動作は重いが、色補正に限ればPCのフォトレタッチソフトと同等の充実した機能を持っている。
フィルターは16種類ある。
写真の色数を落とし、イラストのように見せる“Posterize”。
輝度、色ごとのトーンを調整できる“Curves”。
色温度を調整できる“Temperature”。ピッカーで抽出した色を基準とした色温度調整も可能だ。
擬似的なHDR写真を作成できる“ToneMap”
写真の一部をスタンプのように複製できる“clone”などなど。
もちろん基本的な色相やコントラストの調整機能も備えており、トイカメラのように周囲を暗くする“Vignette”や、逆にトイカメラで撮影した写真の周囲を明るくする“De-Vignette”もかなり使えるフィルターだ。
そして、このフィルターをより効果的に使うため、写真の一部にのみフィルターをかけられるマスク機能。
写真にマスクしてフィルター“B&W”をかけてみた。
手前の花の部分をペンでなぞってマスクしたもの。
ペンは太さやぼかし方、濃度の設定ができる。
直線のグラデーションでマスクしたもの。
画像の任意の2点を選び、グラデーションをかける。グラデーションは直線と円から選択できる。円の場合は内側と外側どちらをマスクするのか選択することも可能。
画面に表示されるピッカーで、フィルターをかけたくない場所を選んでマスクしたもの。色域の範囲も指定できる。
以上のように、ほとんどのフィルターでマスクが使用できるため、iPhoneとは思えないほど、写真を自由に加工することができるのだ。
加工手順は“Automations”で保存しておこう。複数の写真を処理するときに重宝する。
失敗した場合には、画面上の“×”をタップすればフィルターは適用されない。何段階か前に戻りたい場合は、時計のアイコンで履歴を呼び出そう。
履歴では、作業を10段階まで巻き戻せる。
フィルターをかけてからマスクをするなど、ほかのフォトレタッチソフトに慣れていると多少勝手が違う部分があるし、マスクを保存できないというのもちょっと残念だが、フィルターの優秀さと3072×2200ドットの画像まで扱えるのは、それを補ってあまりある魅力。
iPad版もあるため、iPhoneで撮影した写真だけでなく、デジイチなどで撮影した写真をその場で取り込んでiPadで加工、なんて用途にも充分対応できるオススメのアプリだ。
スマホの”神カメラアプリ”を教えて下さい!
iPhone&Androidカメラアプリ100本レビューは、この『Filterstorm』で100本目となりました! 約1ヵ月お付き合いいただきありがとうございました。ご紹介してきたアプリのなかで気に入ったものがありましたら、ぜひ週アスの公式ツイッター【@weeklyascii 】をフォローし、ハッシュタグ【 #wamcam 】を付けて感想をRTしてください。人気の高かったアプリは、週刊アスキー4月19日号の特集記事でご紹介します。抽選でプレゼントもあります(詳しくはコチラ)。応募期限は3月11日24時迄とさせていただきます。
『Filterstorm』
App Store価格:450円
(価格は記事掲載時のものです)
(c) 2010 Tai Shimizu
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