作者名:Toriningen Co.,Ltd.
価格:350円
カテゴリ名:エンターテイメント
バージョン:1.0
作者サイトURL:http://www.sightspacestation.com/android_faq.jsp
「ToriSat - 国際宇宙ステーションを見よう」は、Android端末で国際宇宙ステーションの軌道を観察できるアプリです。
私が子供の頃は、「国際宇宙ステーション」なんてSFの世界だと思っていました。しかし現在、それは実際に地球の軌道上を周回しているのです。日本実験棟「きぼう」もあり、さまざまな観測や実験が行われています。そんな国際宇宙ステーションは、地上約400キロメートル上空を周回しています。実際に直視はなかなかできませんが、国際宇宙ステーションがどのように地球を周回しているのか気になりませんか? そんな好奇心に答えてくれるアプリが、Androidにはあるんです! それが、「ToriSat - 国際宇宙ステーションを見よう」。地上から、国際宇宙ステーションの動きをリアルタイムで観測できるほか、さまざまな衛星や天体、銀河の情報を得ることができます。もはや、宇宙を観測できるのは、天体望遠鏡だけではありません。
アプリを起動すると、早速、カメラから見える景色のほかに、さまざまな情報が書き込まれているのがわかります。空に向けたとき、大きな矢印が出るはずです。それは国際宇宙ステーションのある方向で、それに従い端末を動かすと黄色いラインが表示されるはずです。これが、国際宇宙ステーションの軌道。画面左上にある時間表示が、この軌道を通過する時刻です。我が家の窓の隙間からも確認はできそうですが、この画面のときは、通過するのは夕方ということがわかりました。
次に、画面右にある地球アイコン(Map)をタップすると、広域地図で国際宇宙ステーションの通過位置を確認できます。日本付近で確認できる時間帯の軌道表示です。画面下のバーで宇宙ステーションの軌道をアニメーションで再生せることもできます。
人工衛星アイコン(Live)をタップすると、現在の軌道が世界地図で表示されます。こうした駆動で周回しているのですね。勉強になります!
Tweetアイコンをタップすれば、Twitterへの投稿も可能です。観測の先輩たちの情報もチェックできます。せっかくなので、現在位置の空模様などもレポートしてはいかがでしょうか。みんなで盛り上がれますね。
カレンダーアイコン(Calendar)では、以降数日間の観測に最適な時間が確認でき、希望の時間をタップするとさらに詳細なデータが表示されます。観測の準備に、ぬかりはありませんね。
歯車アイコン(Settings)で、各種設定ができます。表示される天体名や銀河名などの表示情報を選択できたり、表示単位や画質の調整もできます。国際宇宙ステーションに限らず、他の衛星に切り替えて探す設定にもできます。
さらに、初期のカメラモードで、画面内に表示される文字情報をタップすると、ブラウザで星座や銀河、天体などの説明を読むことができます。衛星の軌道を知るだけではなく、宇宙に関するさまざまな知識を学習できます。
また、このアプリと併用してウェブ版も利用すると楽しいと思います。Googleのストリートビューを使い、衛星の進路をアニメーションで表示することができます。ウェブで調べて、フィールドでAndroid端末を使う連携で、楽しみは広がりそうです。
まさか、Android端末で人工衛星が観測できるとは思いませんでした。ほかにも、宇宙に関するさまざまなことが学習できますし、ますます興味が深まります。大人から子供まで、誰しもが楽しめるアプリだと思います。この原稿の執筆日にも観測はできたのですが、残念なことに曇り空で見られませんでした。大人の自由研究はまだまだ続きそうです。
ちなみに、カメラモードのまま机に端末を放置していたら、地球の裏側の都市名が表示されていました。家の地下を掘り進めばリオ・デ・ジャネイロです! こんな発見もあるんですね。
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