作者名:Metago
価格:無料
カテゴリ名:仕事効率化
バージョン:2.5.2
作者サイトURL:http://www.metago.net/astro/
「アストロファイルマネージャ」は、ファイルやフォルダの作成・編集ができるファイラー(ファイル管理アプリ)です。すでに紹介した「EStrongs File Explorer」と同様のアプリですが、さらに、タスクやアプリの管理もできる、非常に多機能な統合アプリです。
「アストロファイルマネージャ」は、ファイルやフォルダのコピーや移動、貼り付けなどの編集、ZIP形式の圧縮ファイルやフォルダの作成などができるファイラーです。ほかにも、アプリケーションやプロセスの終了などのタスク管理、インストールしたアプリケーションのバックアップなどのアプリ管理も可能です。
最初は、外部メモリ(microSDカード)のトップのディレクトリにあるファイルやフォルダが表示されます。上部にはツールバーが表示され、さらにツールバーの上にあるアドレス部分の右側をタップすると、ツールバーの表示/非表示を切り替えられます。
また、メニューボタンの「ビュー」から「ビューの変更」を選ぶと、リスト形式とアイコン形式を切り替えられます。
それでは、さっそく使ってみましょう。まずは、おそらくもっとも利用するであろう使い方から。ツールバーにある「マルチ」をタップすると、複数ファイルの選択ができます。
ファイルを選択してから、ツールバーにあるアイコン、もしくはメニューキーの「編集」をタップすると、コピーや移動、貼り付けなどができます。
また、メニューボタンの「ビュー」から「並び替え」を選択すると、名前や日付などの昇順/降順で並べ替えも可能です。
ツールバー、もしくはメニューキーの「検索」からファイル検索もできますので、パソコンのファイラーと同様に便利に使えます。
そして、各ファイルやフォルダを長押しすると、ファイル容量などの詳細情報を確認したり、ファイルをメールで送信することが可能です。また、フォルダの場合は、そのフォルダをブックマークしたり、ホームに設定することで、次回以降は、そのフォルダにすぐにアクセスできるようになります。
ブックマークしたファイルやフォルダは、メニューボタンの「ブックマーク」からすぐにアクセスできるようになっていますので、よく閲覧するフォルダなどを登録しておくといいでしょう。
なお、「EStrongs File Explorer」では標準で対応していた機能に、Sambaサーバによるファイル共有がありました。「アストロファイルマネージャ」では、Sambaサーバを使ったネットワーク上のファイル管理は、追加モジュールアプリ「ASTRO SMB Module」をインストールすることで対応するようになっています。なお、FTPには標準で対応しています。
ほかにも「アストロファイルマネージャ」は、メニューキーのツールから「アプリケーション マネージャー/バックアップ」という機能に対応しています。
「アプリケーション マネージャー/バックアップ」では、インストールしたアプリケーションのバックアップとリストアができます。ただし、保護されたアプリケーションは、ルート権限を取得していないとバックアップができません。
また、地味に便利な機能が、メニューボタンの「ツール」にある「SDカードの使用」です。同機能では、どのフォルダがどのくらいの容量を使っているのかが、ファイル容量や全体のパーセンテージでわかります。microSDカードなどの外部メモリーがいっぱいになったときに、どのフォルダが容量を占めているのかわかるので重宝します。
同じくツールの「プロセス マネージャー」では、動作しているアプリケーションやサービス、プロセスを閲覧でき、個別に終了したりといったことができます。
最後に、メニューボタンの「その他」から選べる「環境設定」です。なお、ここでファイルの拡張子の編集を行うと、拡張子にアプリケーションを割り当てられます。設定すると、ファイルをタップするだけで割り当てたアプリケーションで開くことができて便利です。そのほか、ツールバーの表示/非表示やホーム画面にアイコン表示などを追加できます。
「アストロファイルマネージャ」は、ファイラーをベースにして、非常に多機能なアプリに仕上がっています。これ1本で、端末のファイル管理を済ませたいといった人に、オススメの1本です。
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