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MWC2011:初のタブレットからFacebookスマホまで! 話題騒然のHTCブース

2011年02月17日 22時00分更新

文● 山根康宏 編集●ACCN、三宅

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 今回のMobile World Congress 2011では各社から新製品が発表されていますが、HTCの新モデル数はハンパありません。なんと全部で6機種! 内容を見てもHTC初のタブレットやら、デザインに注力したモデルやら、Facebookスマホなど、スマートフォン専業メーカーのHTCならではの優れた製品がズラリそろっています。

6つの新製品が登場したHTC
HTC
↑今回は一挙に6モデル発表! これはHTCでも初めてのことです。
一番の注目はHTC発のタブレット『HTC Flyer』
HTC
↑新製品発表会で『HTC Flyer』を持つ、HTCのピーター・チョウCEO。
展示量も圧巻のHTCブース
HTC
↑HTCブースはスマートフォンの宝庫でした♪

 さて、なんと言っても注目はHTC初のタブレット、『HTC Flyer』でしょう。7インチ1024x600ドットの液晶ディスプレーに、1.5GHzのCPUを搭載。通信速度はHSPA+に対応します。また、特徴的なのは付属のスタイラスペン。これは画面上に手書きするためだけのものではありません。たとえばウェブページを表示させて必要な情報の部分を紙の上でメモするように囲み、送信などの指示をこれまた手書きすれば簡単にメール送信やウェブ上で共有できます。これは『HTC Scribe』テクノロジーというもので、キーボードのないタブレット端末を、ペン1本でより使いやすくしてくれる新UI。また、ストリーミングビデオやオンラインゲーム会社とコラボしており、自宅でも外でも好きなときに映画を見たり、ゲームをすることができます。

目玉の『HTC Flyer』
HTC
↑これがHTCのタブレット、『HTC Flyer』です。残念ながら実機には触れることはできませんでした。
7インチで1024x600ドットのディスプレー
HTC
↑横向きにすれば、もちろん画面も横手方向の表示になります。
スマホ同様の操作がしやすいサイズ
HTC
↑片手でも、ラク~に持てるサイズです。
『HTC Scribe』テクノロジーでペン操作も快適
HTC
↑付属のペンを使って、書き込みや端末の操作ができるのが便利。

 スマートフォンの新製品は、まず『HTC Desire HD』と『HTC Desire』の中間のスペックとも言える『HTC Incredible S』から紹介しましょう。4インチ800x480ドットのディスプレーに、1GHzのCPUを搭載。同社のスマートフォンの中でもデザインに注力したモデルとのことで、背面の電池カバーも2段になっているなど特徴的なスタイルになっています。カメラも8メガピクセルでHD動画の撮影もオーケー。

HTCらしい締まったフォルム
HTC
↑デザインがステキな『HTC Incredible S』。
2段になった裏面のケースが特徴
HTC
↑背面も独特の形状。意外と持ちやすかったです。
サイドぎりぎりまでの液晶
HTC
↑大きく見やすい4インチのディスプレー。

 『HTC Desire』後継モデルとして『HTC Desire S』も登場。さらに、小型で手軽に使える『HTC Wildfire』も『HTC Wildfire S』としてバージョンアップしました。『HTC Wildfire』の従来モデルはQVGAディスプレーなど、やや非力な部分がありましたが、今回出てきた『HTC Wildfire S』は日本でも出ている『HTC Aria』相当の中身になっているので、「安いけど結構使える」スマホとして注目です。

Desireシリーズの最新モデル
HTC
↑『HTC Desire S』。より曲線を多様したデザイン。
背面のカメラ
HTC
↑背面カメラは5メガピクセルのまま変化ナシ。
小型モデルの新製品も
HTC
↑『HTC Wildfire S』は他社も出している“小型スマホ”のカテゴリーに入る製品です。
最近人気の高い小型端末
HTC
↑スマホ入門やサブ用途のにもいいかも。

 さらに、“F”の独立キーが本体の右下に付いている2機種も発表されました。FといえばFacebook、そう、このFキーが付いている『HTC ChaCha』と『HTC Salsa』はFacebookスマホなのです。とはいえ、Fキーを押せばFacebookが起動するとか、そんな単純なものではありません。たとえば、ウェブページを見ている時にFキーを押せば、そのページが即座に自分のFacebook上に発信され、友人などと共有できます。カメラで写真を撮った後もFキーを押せば、Facebookへの写真送信がワンタッチ。Facbookを使いまくっている人には大変便利でしょう。できれば、次は“T”キー、すなわちTwitterスマホも出してもらいたいところですね。

注目の3機種
HTC
↑『HTC Flyer』と一緒のショーケースで展示されいてた『HTC ChaCha』と『HTC Salsa』。
Facebookスマホが登場!
HTC
↑『HTC ChaCha』。FキーがTキーだったら、すぐにでも買ってしまいそう。
Facebook連動の専用キーが見える
HTC
↑Facebookを手軽に閲覧するなら、こちらの『HTC Salsa』もよさそうです。

 ほかにも最新スマートフォンがいくつか展示されていましたが、フルタッチ全盛の中にあってやっぱりQWERTYキーボードを備えたスライド式ギミックのWindows Phone7端末『HTC 7 Pro』は、すごくイ~感じの製品でした。

発売が待たれるWindows Phone7の端末
HTC
↑スライド&ディスプレーが起き上がるギミックのWindows Phone7端末『HTC 7 Pro』。
HTCらしいスライドキーボード搭載
HTC
↑キーボードがあったほうが、断然、長文は打ちやすいですよねー。
キーが見えないとシンプルスタイルに
HTC
↑閉じれば普通のフルタッチスマホになります。

 HTCはスマートフォン専業メーカーでもあり、ブース内のどこを見てもスマホだらけというのは、個人的にも取材を忘れて興奮してしまいます。今後もワクワクするような製品が出てくることを期待させてくれる、そんな展示内容でした!

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