ラスベガスで開催される世界最大級の国際家電ショーと新製品をレポ！
週アスPLUS：CES 2011 最強特集
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CES2011で発表されたインテルの新CPU（コードネーム：Sandy Bridge）の続報。気になるラインアップが入ってきた。以下、デスクトップ向けとモバイル向けのCPU一覧をドドンとお届けだ。デスクトップ向けで14製品、モバイル向けで15製品が登場し、今年、インテルのCPUはハイエンドをのぞき一新されることとなる。価格は1000ロット時の米ドル単価だ。OEM向けの価格となるが、単体CPU発売時の参考にしてほしい。
■デスクトップ向け新コアi
| CPU名 | コア数（HT時） | 動作クロック（TB時最大） | グラフィック（最大動作クロック） | L3キャッシュ | TDP | 価格 |
| Core i7-2600K | 4（8） | 3.4GHz（3.8GHz） | HD Graphics 3000（1350MHz） | 8MB | 95W | 317ドル |
| Core i7-2600 | 4（8） | 3.4GHz（3.8GHz） | HD Graphics 2000（1350MHz） | 8MB | 95W | 294ドル |
| Core i7-2600S | 4（8） | 2.8GHz（3.8GHz） | HD Graphics 2000（1350MHz） | 8MB | 65W | - |
| Core i5-2500K | 4 | 3.3GHz（3.7GHz） | HD Graphics 3000（1100MHz） | 6MB | 95W | 216ドル |
| Core i5-2500 | 4 | 3.3GHz（3.7GHz） | HD Graphics 2000（1100MHz） | 6MB | 95W | 205ドル |
| Core i5-2500S | 4 | 2.7GHz（3.7GHz） | HD Graphics 2000（1100MHz） | 6MB | 65W | - |
| Core i5-2500T | 4 | 2.3GHz（3.3GHz） | HD Graphics 2000（1250MHz） | 6MB | 45W | - |
| Core i5-2400 | 4 | 3.1GHz（3.4GHz） | HD Graphics 2000（1100MHz） | 6MB | 95W | 184ドル |
| Core i5-2400S | 4 | 2.5GHz（3.3GHz） | HD Graphics 2000（1100MHz） | 6MB | 65W | - |
| Core i5-2390T | 2（4） | 2.7GHz（3.5GHz） | HD Graphics 2000（1100MHz） | 3MB | 35W | - |
| Core i5-2300T | 4 | 2.8GHz（3.1GHz） | HD Graphics 2000（1100MHz） | 6MB | 95W | 177ドル |
| Core i3-2120 | 2（4） | 3.3GHz | HD Graphics 2000（1100MHz） | 3MB | 65W | 138ドル |
| Core i3-2100 | 2（4） | 3.1GHz | HD Graphics 2000（1100MHz) | 3MB | 65W | 117ドル |
| Core i3-2100T | 2（4） | 2.5GHz | HD Graphics 2000（1100MHz） | 3MB | 35W | - |
※K付きは倍率変更可能なOC向けCPU
■i7-2600Kが3万円以下で登場か!?
デスクトップ版では、旧コアiシリーズから順当にクロックアップを果たしている。Kシリーズが倍率ロックフリー、Sが低電圧版、Tが超低電圧版となる。i5は基本的に、ハイパースレッディングが無効となっている。i3はハイパースレッディングは有効だが、ターボブーストが無効。気になる自作向けの単体CPUの発売日は1月9日の予定で、どの製品が発売されるかはまだわかっていないが、おそらく発売されるであろう最上位の『Core i7-2600K（3.4GHz）』も3万円以下の価格が予想される。お年玉は使わずに取っておいたほうが良いかもしれない。
| 演算機能をチェック |
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| 単純な演算機能をチェックする『Sandra 2011b』の“Processor Airtmetic Benchmark”で測定。 |
■大きく進化したグラフィック機能
インテルの新CPUのすべてに搭載される、第2世代のインテルのコアシリーズの“HD Graphics”。Kシリーズには3000が、それ以外は2000が搭載され、両者の違いは演算ユニットの数だけで3000のほうが高速。最大動作クロックは、搭載されるCPUによって異なっている。また3D映像の出力や、H.264やMPEG4エンコードのGPGPUに新対応した。演算ユニット数は3Dゲーム性能に大きく関わり、GPGPUについては両者に大きな差はみられなかった。最新のDirectX 11には非対応なので注意したい。
| グラフィック名 | 演算ユニット数 | 最大動作クロック | DirectX | GPGPU | HDMI（3D出力） |
| HD Graphics 3000 | 12 | 1350MHz | 10.1 | ○ | ○ |
| HD Graphics 2000 | 6 | 1350MHz | 10.1 | ○ | ○ |
| 前コアi ＋ 5シリーズチップセット | 12 | 900MHz | 10 | × | × |
| 3Dゲーム性能 |
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| DirectX 10の『3DMark Vantage』（1280×720ドット）でテスト。 |
| GPGPUエンコード |
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| サイバーリンク『MediaShow Espresso 6.5』で13分強のAVCHD動画を、720p（6Mbps）のMPEG4に変換する速度を比較。なお、i5-661（3.3GHz）のみGPGPUに対応していない。 |
■モバイル向け新コアi
| CPU名 | コア数（HT時） | 動作クロック（TB時最大） | グラフィック（最大動作クロック） | L3キャッシュ | TDP | 価格 |
| Core i7-2920XM | 4（8） | 2.5GHz（3.5GHz） | HD Graphics 3000（1300MHz） | 8MB | 55W | 1096ドル |
| Core i7-2820QM | 4（8） | 2.3GHz（3.4GHz） | HD Graphics 3000（1300MHz） | 8MB | 45W | 568ドル |
| Core i7-2720QM | 4（8） | 2.2GHz（3.3GHz） | HD Graphics 3000（1300MHz） | 6MB | 45W | 378ドル |
| Core i7-2657M | 2（4） | 1.6GHz（2.7GHz） | HD Graphics 3000（1000MHz） | 4MB | 17W | 317ドル |
| Core i7-2649M | 2（4） | 2.3GHz（3.2GHz） | HD Graphics 3000（1100MHz） | 4MB | 25W | 346ドル |
| Core i7-2635QM | 4（8） | 2GHz（2.9GHz） | HD Graphics 3000（1200MHz） | 6MB | 45W | - |
| Core i7-2630QM | 4（8） | 2GHz（2.9GHz） | HD Graphics 3000（1100MHz） | 6MB | 45W | - |
| Core i7-2629M | 2（4） | 2.1GHz（3GHz） | HD Graphics 3000（1100MHz） | 4MB | 25W | 311ドル |
| Core i7-2620M | 2（4） | 2.7GHz（3.4GHz） | HD Graphics 3000（1300MHz） | 4MB | 35W | 346ドル |
| Core i7-2617M | 2（4） | 1.5GHz（2.6GHz） | HD Graphics 3000（950MHz） | 4MB | 17W | 289ドル |
| Core i5-2540M | 2（4） | 2.6GHz（3.3GHz） | HD Graphics 3000（1300MHz） | 3MB | 35W | 266ドル |
| Core i5-2537M | 2（4） | 1.4GHz（2.3GHz） | HD Graphics 3000（900MHz） | 3MB | 17W | 250ドル |
| Core i5-2520M | 2（4） | 2.5GHz（3.2GHz） | HD Graphics 3000（1300MHz） | 3MB | 35W | 225ドル |
| Core i5-2410M | 2（4） | 2.3GHz（2.9GHz） | HD Graphics 3000（1200MHz） | 3MB | 35W | - |
| Core i3-2310M | 2（4） | 2.1GHz | HD Graphics 3000（1100MHz） | 3MB | 35W | - |
■安価なi7ノートが登場か!?
モバイル向けでは、『i7-2920XM』がエクストリーム版となる。デスクトップ版とおなじく、製品名が2000番台の4ケタに統一された。i7のラインアップが多いのが特徴で、エクストリームから低消費電力のモデルまでをカバーしている。すべての製品がハイパースレッディングに対応し、“HD Graphics 3000”を搭載するため、軽い3Dゲーム、エンコード処理などをこなせるパワフルで安価なノートPCの登場が期待できそうだ。
詳細なベンチマーク結果や新CPUの機能については来週発売の週刊アスキー 816号の特集『インテル新CPU（Sandy Bridge）超入門』に掲載する。続きは誌面で！
■ベンチマーク環境
・i7-2600K（3.4GHz）、i7-2600（3.4GHz）、i5-2500K（3.3GHz）
マザーボード：ASUSTeK『P8H67-M EVO』
・i7-860（2.8GHz）、i5-661（3.33GHz）
マザーボード：ASUSTeK『P7H57D-V EVO』
・i7-950（3.06GHz）
マザーボード：ASUSTeK『P6T Deluxe V2』
・PhenomⅡ X6 1100T BlackEdition（3.3GHz）
マザーボード：ASUSTeK『M4A89GTD PRO/USB3』
・共通パーツ構成
メモリー:DDR3-1333 4GB×2（950は4GB×3）
SSD:『Crucial RealSSD C300 128GB』
グラフィックボード:ASUSTeK 『ENGTX460 DirectCU TOP/2DI/768MD5』、ASUSTeK『EAH5450/DI/1GD3』
OS:『Windows7 Ultimate 64ビット版』
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