週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

音と映像、通信の展示会『InterBEE 2010』をおさらい♪

2010年12月14日 14時53分更新

文● ライター藤本健 編集●相川真由美

 11月17日~19日の3日間、幕張メッセで開催された音と映像と通信に関する国内最大の展示会『InterBEE 2010』。過去最多の824社が出展し、連日1万人を超える盛況ぶりだった。

InterBEE 2010 1

 これまで邦題として『国際放送機器展』とついていたInterBEEだが、今年はこの名が省かれた。必ずしも放送という範疇に入らない展示が増えているからかもしれない。会場はもっとも大きい映像・放送関連機器部門のほか、プロオーディオ部門、プロ・ライティング部門の大きく3部門から構成され、業務用からセミプロ用までさまざまな機材が展示された。

InterBEE 2010 2

 ソニー、パナソニック、日立、東芝、三菱電機、ヤマハ……と業務用機器を手がけるメーカーが大型のミキシングコンソールや、3D映像制作用の2眼式の3Dカムコーダを展示するなど、まさに放送局用といった機材がズラリ。

InterBEE 2010 3

 その一方で、比較的ローエンド向けの製品として大きな話題となっていたのが、InterBEEで発表となったローランドのAVミキサー&レコーダー『VR-5』という機材。これはライブ放送、収録に必要な機能をコンパクトに凝縮したオールインワン機材で、多彩な演出をひとりでオペレーションできるというもの。マイクやビデオ・カメラを接続すれば、すぐに放送、収録が開始できるという便利な機材。そう、まさにUstreamなどで放送を行う際に大きな武器になる機材として登場したのだ。発売は2011年1月の予定で標準価格40万9500円となる。

 まさに放送と通信の垣根がなくなりつつある時代。InterBEEにおいても、そうした狭間にある製品が注目を集めるようになってきているのだ。

 なお、この展示会でも紹介されていたヘッドホンなどは今週の週刊アスキーのヘッドホン特集でレビューを行なっているのでぜひ目を通してみてほしい。

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう