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地球外生命体が存在するとして、それが宇宙人ならグレイタイプであってほしいんだ

2010年12月02日 20時45分更新

  生まれて初めて触ったPCはFM-7、初めて読んだマンガは『うしろの百太郎』。みなさんコンニチワ、Web担サカモトです。
 今だから言えることですが、小学生のときに宇宙人の存在に命をかけたことがあります。さすが小学生、バカ丸出しです。

リトルグレイ

  自分のこども時代は80年代後半で、『あなたの知らない世界』や『矢追純一UFOスペシャル』に代表されるオカルト番組まっさかりのころ。なかでも矢追純一UFOスペシャルは、日本中の小学生たちを恐怖のドン底に叩き落とす強烈な内容でした。20代後半~30代前半の方は、あの独特のBGMもあいまって、記憶に深く刻まれていることでしょう。ジャジャジャーン! ジャジャジャジャジャジャジャーーン!

 当時の少年マンガや児童書で知りえた宇宙人のイメージはウェルズのタコ足タイプが中心。映画『エイリアン』もチラ見しましたが、怖さはさておきフィクション感が強く印象はイマイチ。UFOスペシャルで登場したグレイタイプの宇宙人は子供心にもリアリティを感じられ、かなりのショックを与えてくれました。
 宇宙人の目的=地球侵略というわかりやすいテーマに馴染んだ少年には、“リトルグレイ”や“キャトルミューティレーション”“エリア51”といった聞きなれない横文字の羅列のほうが、言いえぬ怖さを感じたのです。「なんでウシを殺すのん?カワイソス(´;ω;`)」という素朴な疑問が不安に変わり、“未知の何かに対する恐怖”を覚えたのもこの頃でした。

 「寝てるときにリトルグレイに誘拐されたらどうしよう! 絶対、鼻に細長い棒つっこまれて脳ミソに何か埋め込まれる! 目を閉じたら死ぬ!」と本気でビビりながら床についたのも懐かしい思い出です。

 さて、当時はテレビがお茶の間の王様。オモシロ番組が放映された翌日はクラスはテレビの話題でもちきりです。矢追純一UFOスペシャルが放映されようものなら、クソガキが群れをなして宇宙人否定派、肯定派にわかれて大論争!

 幼少期からつのだじろうの諸作品や手塚治虫の『火の鳥』に親しみ、筒井康隆や眉村卓のSF小説を読み始めた厨二病初期の自分はもちろん肯定派。いるいないの水掛け論の果てに「宇宙人は絶対いる! 火星の巨大な顔も宇宙人がつくった! 誘拐されて脳に何か埋め込まれた人がテレビに出てた! テレビでやってたから本当だ! オレは宇宙人がいる方に命をかけるぞーっ」と言い放ったのです。
 それから早20数年。ようやく宇宙人の存在が証明されます。やったぜ、小学生のオレ! でかした!

 そんなわけで、いよいよ明日早朝、NASAによる“宇宙生物学上の発見”がインターネット中継されます。あなたもわたしも、みんなで一緒に世紀の発表を目の当たりにしましょう。

 開始は日本時間で12月3日午前4時(現地時間12月2日午後2時)ころ。NASAサイトか同サイト内のNASA TVをチェック。ジャジャジャーン!ジャジャジャジャジャジャジャーン!

NASA

NASA TV

NASA

プレスリリース(英文)
NASA Sets News Conference on Astrobiology Discovery; Science Journal Has Embargoed Details Until 2 p.m. EST On Dec. 2

  で、ここまで読み返してみたら、“宇宙人”に限定して命かけてますね。微生物とか細菌だったらどうしよう。このままじゃ犬死にしちゃう。NASAはリトルグレイつれてきて! 『インデペンデンスデイ』に出てきたタコ型宇宙人でもいいから! ホント、お願いっ!

 あ、あと、週アスPLUSでオカルト特集とかやったらみんなアクセスしてくれますか? やっぱダメですかね? 宇宙人だけじゃなくてUMAとかオーパーツとかも嫌いじゃないんですよ。コンビ二で売ってる笠倉出版のオカルト系ペーパーバックシリーズもけっこう買ってます。同じネタやネットで飽きるほど見た画像の使い回しなのに、ふと気づくとレジに持ってっちゃう。なんで? どうして? やっぱり世界は不思議!

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