8月7、8日にサイエンス都市つくばにて、産学官連携ネットワークが“PROSUME 2010”を開催。電子工作、機械工作から服飾や映像、電子音楽パフォーマンスなど実に多岐にわたる作品が展示されていました。とくに印象に残ったものをご紹介します。
※“Prosume”は、Produce(生産)とConsume(消費)とを組み合わせた造語。
↑会場となった、筑波大学会館。
作者●ゆな でぃじっく http://yuna.digick.jp/
↑1950年代に多用された数字表示デバイス、ニシキー管を現在に蘇らせた、アナログデジタル作品。
作者●平田美樹 http://mikihirata.com/
↑LEDや光ファイバーを服飾品に取り入れた、独創的でキレイな作品。
作者●いま研 http://ele.emaken.com/
↑LEGOが人間とオセロゲームで対決。マイコンボードのArduinoをベースに電磁石でオセロの駒を掴んだり離したり。
作者●ウダデンシ http://uda.la/
↑チョット変わった電子楽器ウダー、癒し系の音色を奏でる。
作者●反町洋祐
↑グルコースなどの還元糖から発電する燃料電池の実験。ファンの回転実験が行なわれていた。
作者●筑波大学宇宙工学研究会 http://sec.s5.pf-x.net/
↑筑波大学宇宙工学研究会が30年以上にわたって研究、製作しているロケットの中で、エンジン水力測定システムや液体燃料ロケットエンジンが展示されていました。
作者●ネクステッジテクノロジー http://www.nextedgetech.com/
↑空間を指先でタッピングするだけで、コンピューターを操作できる『aeroTAP』。安価なウェブカメラを接続するだけで使える。
作者●ジャイエス・ロボティクス http://www.js-robotics.com/
↑パソコンを使わなくてもプログラムができる小型ロボット。
このほかにも、本格的なプリント基盤の製作やハンダ付けワークショップもあり、見るだけでは終わらない、実践型“ものづくりの祭展”を体験できました。
基盤加工機による基盤製作ワークショップ
表面実装部品のハンダ付けワークショップ
ちなみに、ハンダの歴史は紀元前3500年とのこと。今も宇宙ロケットから電気製品すべての電子部品の接合まで無くてはならないもの、というのが不思議ですね。なんだか、目からウロコでした。
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