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『借りぐらしのアリエッティ×種田陽平展』展覧会の様子をお伝えします

2010年07月27日 11時50分更新

 先日開会式展の模様をお届けしました『借りぐらしのアリエッティ×種田陽平展』、続いて展覧会の様子をお伝えします。

 本展覧会は大ヒット公開中のジブリ映画、『借りぐらしのアリエッティ』の世界を現実のセットとして展示、その中を来場者が歩き、体感できるという内容です。映画で人間と小人の世界をつなぐ場所として語られた“通気口”が会場の入り口になっているのです。ステキ☆ ここをくぐると一気に世界が変化します。一歩足を踏み入れたとたん、目と鼻の先に小人の世界が広がり、圧倒されてしまいました! 音声ガイダンスもその世界への没入を手助けしてくれるしかけになっていて、セットの中では自然の音が流れ、目の前に広がる世界と観る者を対峙させてくれます。

借りぐらしのアリエッティ×種田陽平展7

 1200㎡の場所に組まれた小人の世界は実にリアルで、なんだか懐かしい感覚を覚える空間。来場者の誰もが子供に戻ったような表情であちこちを覗きまわっているのが微笑ましかったです。日常の身の回りにある物ばかりなので、展示物の距離感が通常の美術展に比べると近く感じられます。アートですが、崇高で手の届かない存在というよりかは、日常に潜むファンタジーとして万人にわかるカタチという印象。一度は食べたことのあるラムネの包み紙や、デパートの包装紙が12倍の大きさで目の前に表れても違和感なく受け入れられる裏には、圧倒的なクオリティーの高さがあるのだとも実感しました。

借りぐらしのアリエッティー×種田陽平展8

 会場を出るころには、いつもと違う視点で周囲の物が見えてきて、新しい発見がたくさん! 楽しい&ワクワクすることは日々の暮らしの中に隠れているんだと子供のころの気持ちが蘇りました。

 『借りぐらしのアリエッティ×種田陽平展』は10月3日まで東京都現代美術館にて開催中です。映画を観る前でも後でも楽しめます。私は前にも後にも行きました☆ ぜひ、みなさんの耳で、目で、実際に感じてみていただきたいです! 

『借りやぐらしのアリエッティ×種田陽平展』6
『借りぐらしのアリエッティ』 (C) 2010 GNDHDDTW

『借りぐらしのアリエッティ×種田陽平展』東京都現代美術館 

2010年7月17日~10月3日(日)
当日券 大人・大学生(1200円)、中高生(900円)、小学生(600円)
※小学生以下無料

 

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