スタジオジブリ最新作『借りぐらしのアリエッティ』の公開と同時に東京都現代美術館にて『借りぐらしのアリエッティ×種田陽平展』を開催。というわけでジブリ作品では『紅の豚』がいちばん好き!で台詞を覚えまくっていた編集部相川が開会式典行ってきました。早速式典の模様をお届けしますね!
この展覧会は、映画美術監督として『キル・ビルVol.1』や『フラガール』などの話題作を手がける種田陽平氏が『借りぐらしのアリエッティ』の設定に忠実に巨大なセットを組み、来場者が映画の世界を体験できるというもの。また同時に種田氏の過去に手がけた作品の資料を展示、制作過程もじっくり味わえるのも魅力です。
一般公開前日に行なわれた開会式では、スタジオジブリ鈴木敏夫プロデューサーをはじめ種田陽平氏、米林宏昌監督らが登場。
鈴木氏は「宮崎駿の描いた美術設定を実際につくったらどうなるのか! これは僕の夢の企画です。みなさんにぜひ曇りなき眼で見ていただいて、いろいろなご意見をいただけたらと思います!」と『もののけ姫』の台詞を使ってコメント。
続く種田氏は「今回の展覧会はアニメーションの映画美術×実写映画美術の展覧会だと解釈しています。アニメにしても実写にしても映画美術のよさをみなさんにしってもらいたいというのがいちばんの想いです。ジブリはみんな手書きで背景をかいているんですが、われわれの映画美術も手づくりで手書きなんです。これからも手書きで頑張っていこうと思います!」と熱く語りました。
そして、米林監督。「葉っぱの側面のギザギザとか包装紙がよれているのとか、ものすごく苦労して美術スタッフが描いているんですけれど、そのこだわりが今回の展示物にも表われていて、本当に数ヵ月前に絵で描いていたものが、現実にそこにあるって感激しました」と話しました。
また、スペシャルゲストとして主題歌を担当するセシル・コルベルが『Arrietty's Song』を熱唱。そしてアリエッティ役の志田未来氏、翔役の神木隆之介氏も登場し「映画の世界が忠実に再現されていて本当にすごい! 大きいという言葉しかでてきませんでした」(志田)、「本当に楽しくて、アリエッティの世界に連れて行ってくれました! 彼女の目線になるとこういうふうに人間のものが見えるんだと新しい感覚になって、貴重な体験ができました」(神木)と、興奮気味に感想を述べました。
『借りぐらしのアリエッティ』 (C) 2010 GNDHDDTW |
今回ご紹介した『借りぐらしのアリエッティ×種田陽平展』は10月3日(日)まで開催中です。アリエッティの気持ちになって、その世界観に没入、映画の中の主人公に来場者がなれる今回の展覧会。ぜひ足を運んで体験してみてくださいね!
『借りぐらしのアリエッティ×種田陽平展』東京都現代美術館
2010年7月17日(土)~10月3日(日)
当日券 大人・大学生(1200円)、中高生(900円)、小学生(600円)
※小学生以下無料
※展覧会の模様も追ってお伝えします☆
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