日本通信が本日行なった決算説明会で、SIMロックフリーのダイヤルアップルーターを披露しました。これって、iPadの最強のパートナーとなり得る気がしてなりません。
披露されたモバイルWi-Fiルーターはハード単体で提供されるもので、SIMロックがかかっておらず、同社の通信電池や各社のSIMカードを挿して利用できるようです。
すでに日本通信はSIMロックフリーのUSBスティック型ダイヤルアップモジュールを数種提供していますが(SIMカード込みでのみ購入可)、これらはiPadでは利用できません。まぁUSB入力に対応したサードパーティー製ダイヤルアップルーターに突っ込むというワザもあるにはありますが、やはりPocket WiFiのような機器がiPadとは相性がいいと思うのです。
安い!
日本通信のWi-FiルーターがiPadに最適と思う理由のひとつとして、同社の通信電池と組み合わせた場合のランニングコストの安さがあります。ソフトバンクでiPad 3G版を契約した場合、月月割の適用で2910円/月となりますが、日本通信の通信電池を用いれば、約2500円/月で済みます(1年パッケージの場合)。縛りがないのはもちろん、キャリアとの契約そのものがマストではありません。
速い!!
速度も魅力です。日本通信の通信電池は300kという速度制限が設けられていますが、実測ではソフトバンクの回線より速く、ドコモのMVNOなので当然エリアも充実してます。また、通常のドコモSIMを挿せば、制限のないさらに高速な定額通信プランを利用することもできるでしょう(コストは上がりますが)。
3G版よりウマイ!?
SIMロックのかかっていない海外のiPad 3Gを買ってきて、通信電池をMicro SIMの形にカットしての動作報告も上がっており、これこそ最強という説もあります。確かにスマートさでは一番だと思います。バッテリーも本体の充電だけで済みますしね。しかし、SIMロックフリーのiPad本体自体が調達難なうえ法的にグレーですし、これをやってしまうと、もうこの通信電池(に限らずSIMカード)はiPad専用になってしまいます(どこぞからゲタが出るという話もありますが)。Wi-FiルーターならiPad(3G版はもちろん、さらに50グラム軽くて背面デザインがステキなWi-Fiオンリーモデルも!!)だけでなく、iPhone/iPod touch、ノートPCからPSP、DSまで1台で幅広く活用できるでしょう(同時に接続できる台数は制限されていると思います)。
海外旅行/出張にも
APNの設定をどのように行なうのかは不明ですが、日本通信のWi-Fiルーターなら国内でドコモのSIMもソフトバンクのSIMも利用できるうえ(au、イーモバは通信方式が異なるため非対応)、海外へ持って行った際に現地キャリアのSIMを挿して使うことも可能です。ソフトバンクのiPad 3Gも海外のSIMに対してはロックがかかっていないといった情報が流れていたりしますが、真偽はさておき、日本通信のWi-Fiルーターであれば、より調達しやすい通常サイズのSIMカードを世界中で利用できるというメリットがあります。
というわけで、正式リリースがとても楽しみです。もしかしたら追加情報、関連情報をつぶやいているかも☆
こちらの実機画像レポもどうぞ!
iPadはWi-Fi版+コレが最強の選択肢!? 日本通信、SIMロックフリーのダイヤルアップルーター実機画像
(5月19日18:00追記)↓こちらで予約受付を開始しています。品切れてたらゴメンナサイ。
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