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デジタル路線図を持ち歩けるiPhoneアプリに惚れた!

2010年04月09日 12時00分更新

東京×神奈川路線マップ

『東京×神奈川路線マップ』
バージョン:1.1.1
App Store価格:230円
(バージョンと価格は記事掲載時のものです)

 都市近郊の鉄道をよく利用するなら、乗換案内アプリや地下鉄の出口案内アプリは必須アイテムと言ってもいいよね。

 でもそれとは別に、筆者的にはデジタル路線図も欲しいところ。というのも、例えばA駅からB駅まで何駅あるかを数えたり、「外回りと内回りとでは、どちらが早く着きそうか」や「複数の駅をどう回れば最も効率がよさそうか」といったことなんかを、デジタル路線図を眺めながら、ぼんやりと考えたいこともあるからだ。

 デジタル路線図アプリはいろいろ出てるけど、JR、地下鉄、私鉄、すべてを1本でカバーできる、オールインワンなアプリはこれまでなかった。筆者は仕方なくPDFの路線図でしのいできたけど、手に入るものはどれも視認性がイマイチで、もう限界。そんなときに見つけたのがこの『東京×神奈川路線マップ』(以下、路線マップ)だ!

鉄道会社はすべてフォロー!
駅で配布している路線マップ好きには堪らないと思う

 起動すると鉄道会社の一覧が表示される。JR、地下鉄、私鉄、ほぼすべての鉄道をカバーしてますよ! ファイルサイズは40MB前後と大きいけど、iPhone 3GSなら約2秒で起動されるのでまったくストレスなし。ちなみにヘビーで有名な『SimCity』は約30MBほどッス。

 というか、路線図データをすべてアプリ内に持っているということは、地下鉄の中などの圏外でも閲覧できるということで安心!

 この路線マップ、実はシリーズものになっていて『東京×神奈川路線マップ』のほかにも『東京×埼玉路線マップ』と『東京×千葉路線マップ』が個別アプリとして販売中。あえてエリアごとに分割したのは、情報量と使い勝手をバランスさせた結果なんだろうね。

マップ上の路線をほぼ完璧に再現
23区路線マップの濃度は異常

 路線図を見るには下部の“Map”をタップ。こんだけで路線図が閲覧できました! あとはズームやスクロールで閲覧すればオーケー。

画面回転のオンオフや拠点の設定
現在位置と連動できればいいのに

 本体の向きに合わせて画面を横表示に切り替えたい場合は、下部の“Setting”タブを開き、“画面回転”を“オン”にしてね。また、レジューム機能がないぶん、路線図を開いたときに常にどの駅を表示するかを“マップ拠点”で指定できるようにもなっている。

拠点は路線やマップ位置から個別設定可能
通勤・通学に便利だね

 デフォルト表示する駅は、東京、神奈川といったエリアごとに選べるようになってるよ。例えば、東京の路線図を表示する場合は常に新宿駅を中心に表示したり、東京と神奈川の路線図を表示する場合は常に品川駅を中心に表示する、といった使い方が可能。

路線の明るさを変えて見やすくしよう
ここで絞り込むとグッと分かりやすくなる

 マップ画面を見てほしい。全路線が同じ輝度で、どれがどれだか見分けがつかないじゃん、という場合は、設定画面の“マップ種類”で路線図の強調表示モードを切り替えてみよう。

地下鉄を強調表示してみした
山手線、埼京線、総武/中央線、丸ノ内線、東西線、副都心線、新宿線、大江戸線、小田急線、京王(新)線、西武新宿線……こんなにあるのに見やすいよねっ!

 地下鉄(点線)のみを強調表示したところ。こうした表示切り替えは、PDFや画像の路線図ではムリなので、とても助かる!

強調表示路線を変更してみる
京王(新)線がちょっとわかりづらいかな

 JRと私鉄を強調表示したところ。結構、見え方が変わりますな。よく利用するものを強調表示して、見やすくしておこう。

駅の四角いアイコンをタップしよう
これは高田馬場を選択したところ

 路線が交差している駅名をタップすると、乗り換え可能な路線名が表示される。

路線情報を表示
乗り入れ(京王新線)に続けばうれしいゾ

 続けて、任意の路線を選択すると、停車駅や乗り換え駅を一覧できる。

別アプリに乗り入れる……
許可を

 おもしろいのは、神奈川、埼玉、千葉の各路線マップをインストールしておくことで、異なる路線マップ間を、ワンタッチで相互に行き来できるところ。アプリの切り替えを意識しなくていいのが手軽。例えば神奈川の路線マップを閲覧中に埼玉の駅をタップすると……。

マップが切り替わる
意識しないけど、このシームレス感は素晴らしい!

 埼玉の路線マップに切り替わり、該当の駅が表示された! さらに千葉の路線マップもインストールしてあれば、埼玉の路線マップから千葉の路線マップにジャンプすることも可能。アプリが別々なのは仕方ないけど、使い勝手を損ねてないところに好感が持てますな。

 対応エリアが今のところ都内近郊だけなのはさておき、今いる場所の最寄りの路線図が表示されるようにはならないかなぁ。これができると、もっと使い勝手がよくなると思うんだけどね。

 本当のことを言うと、乗換案内アプリと出口案内アプリとデジタル路線図アプリの3本の機能を、1本で実現するアプリがあると最高なんだけど。今のところそういうアプリは出てないから、ガマンするしかないしなぁ。

 筆者にとっては、ホーム画面にアイコンが増えることよりも、鉄道に関する情報を、さまざまな形で閲覧できる環境を整えておくことの方が重要でして。以後、鉄道関係のアプリは乗換案内と出口案内、デジタル路線図の3本体制で行くぞー!


『東京×神奈川路線マップ』
App Store価格:230円
(価格は記事掲載時点のものです)
(c) Northvillage
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