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Twitterから付箋を取り込めるiPhoneアプリに惚れた!

2010年04月02日 00時00分更新

付箋かんばん

『付箋かんばん』
バージョン:1.4
App Store価格:350円
(バージョンと価格は記事掲載時のものです)

 アナログ付箋紙って自由に並べ替えられて便利だよね。漠然と浮かんだアイデアを整理したり、物事の順番を決めるのに重宝するし。筆者の場合は、突然舞い込む急な依頼をさばくのに活用してるよ。

 どこに、どんな色の、どんな大きさの付箋を貼るかで、優先順位を付けるなど、自分なりの意味付けができるのもアナログの付箋紙のいいところだね。

 そんなアナログ付箋紙の使いやすさを、デジタル付箋で実現したのが『付箋かんばん』というアプリ。アナログ付箋紙とは異なり、何枚消費しても紙資源をムダにしないところがエコでいいッスな。

画面に付箋を貼っているような感覚!
色を本物の付箋に似せれば、三次元と同じように使えるぞ

 付箋かんばんを起動したら、左下の“+”で付箋を貼ろう。一瞬で起動されるので、思いついたことをすばやく書き留められるぞ!

 コルクボードのようなデスクトップは左、中、右の3面があり、指で左右に弾くと切り替えられる。デザインは今のところ固定。

 開発元によると、付箋かんばんはもともとToDo管理アプリとのことなんだけど、機能がシンプルな分、いかようにも活用できるのがいい。筆者の場合は、左面を大至急の用事、中面をゆっくりでいいもの、右面を完了したものと、自分ルールを作って使い分けてる。

 さらにそれぞれの面を上下左右に分割し、上に行くほど優先順位が高いもの、右に行くほどまもなく完了しそうなものを貼るようにしてる。こうすることで、いま何をすべきかがひと目で分かるのだ。

 付箋はドラッグで任意の場所に移動したり、弾き飛ばして隣の面に移動できるなど、直感的でとても操作しやすく、気持ちがいい。

 ちなみに、隣面との間にまたがるように付箋を貼れるところなんかは、まるでアナログ付箋紙のよう。まだ終わってないけど限りなく完了に近い用件、のような微妙な意味合いも視覚的に表現できる。

任意の文字を記入
コツはキーワードを書くこと。全部書くのは時間の無駄

 作成した付箋は、最初の画面で付箋右上のピンをタップすれば編集できる。文字と付箋のサイズ、付箋の色を変更できまっせ。

 付箋アプリはいくつも存在するけど、付箋かんばんが便利なのは、Twitterやメール経由で任意の文字列を取り込めるところッス!

Twitter対応アプリです
Twitterアカウントがないと世知辛い世の中ですな

 Twitterの設定は、最初の画面下部右から2個目のアイコンで行なってね。付箋の色や透明度などもスライドバーで無段階に調整可能。透明度が高いと、付箋が重なっても見やすいのでオススメ。

使いたい文字列をTwitterアカウントへ送付
Direct Messageなので、暗黒内容でも大丈夫

 Twittelator Proなど、サードパーティー製Twitterクライアントなどを利用して、自分のTwitterアカウント宛てに“todo 付箋にしたい文字列”という書式のダイレクトメッセージを送っておく。

Twitterからメッセージを取り込む
道具は使わないとな(キリッ

 その後、最初の画面下部左から2個目のアイコンをタップすると、先ほど自分宛てに送った文字列を、Twitterから取り込めるぞ!

URLも貼り付けられる
行き先のマップURLとかね

 さらに、開発元が無償提供する付箋生成ツール『付箋登録URLジェネレーター』を使うと、パソコンで入力した付箋をメール経由で付箋かんばんに取り込める。

 付箋登録URLジェネレーターをパソコンのウェブブラウザーで開き、付箋にしたい文字列を入力した後、“URLとメールを生成する”をクリック。すると、メーラーが立ち上がり、本文に専用のリンクが挿入されたメールが送信可能な状態になる。複数の文字列を改行で区切っておけば、別々の付箋として貼り付けられる! これは便利!

これをタップすれば付箋になる!
データの受け渡し行為はカンタンですよ

 付箋登録URLジェネレーターで作成されたメールをiPhoneへ送信し、本文を開いてリンクをタップすると、先ほどパソコンで入力した文字列が付箋となって付箋かんばんに貼り付けられる!

付箋をタップすればSafariが起動
お気に入りと一緒だね

 ちなみに、付箋にURLを入力した場合、付箋を選択した状態で右下のアイコンをタップすると、そのページをSafariで開ける。これがアプリ内蔵ブラウザーで開けるようになれば、もっと便利になるね!

 ただし不満点もある。現在のバージョンでは起動時に、必ずデスクトップの1面目が開いてしまうので、できれば前回のデスクトップが開くようにしてほしい。付箋のサイズをピンチイン、ピンチアウトで調整できるようにもなると、もっと直感的に使える。個人的には、使い終わった付箋をサクッとまとめて削除できる機能がほしかったりと、使いやすいアプリだけに、どんどん欲が出てくる次第。

 アナログ付箋紙とまったく同じとまでは言えないけど、その快適な使い勝手の一端を味わうことはできるぞ!


『付箋かんばん』
App Store価格:350円
(価格は記事掲載時点のものです)
(c) Masatoshi Umeda
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・iPhone&iPadアプリレビュー

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