iPad、衝撃的でした。週アスからも現地取材班を送り込んでいますが、基本的に本来は実況不可のため、編集部待機組はひたすらTwitterとUstreamなどの中継を同時に開きながら画面を見守り続ける状態。
冒頭、ジョブズCEOが登場し、Macの歴史について語りはじめたあと、いきなりそのスレート型の巨大iPhoneが発表されたのです。もちろん公式サイトにも情報は出てますが、その仕様をざっくりとまとめるとこんな感じです。
CPU | Apple A4(1GHz) |
ストレージ | 内蔵フラッシュ16GB/32GB/64GB |
液晶サイズ | マルチタッチ対応9.7インチ(1024×768ドット) |
バッテリー駆動 | 10時間動作 (無線でのウェブ表示と動画再生or音楽再生) |
無線 | WiFIモデル IEEE802.11a/b/g/n、Bluetooth2.1+EDR WiFi+3Gモデル 3G+IEEE802.11a/b/g/n、Bluetooth2.1+EDR |
センサー | Assisted GPS、加速度センサー、環境光センサー |
日本語表示 | ○(!!!) |
日本語キー対応 | QWERTYキーで対応(!!!) |
辞書対応 | ○(!!!) |
サイズ | 189.7(W)×13.4(D)×242.8(H)mm |
重量 | 約680g(WiFiモデル)、約730g(3G+WiFiモデル) |
Apple A4という謎のCPUは、おそらく2008年に2億7800万ドルで買収したとされるPA semiの技術によるものでしょう。ARM系アーキテクチャではないかと目されますが、1GHzといえば最近流行のSnapDragonと同じクロック。あのスーパースムーズな動画再生やUIのレスポンスにはGPUも積極的に使う実装になっているのかもしれません。
さらに、赤字で強調したあたりは日本のユーザー向けの嬉しい情報が散りばめられてますね。プレスリリースの段階で、すでに日本語表示、日本語入力、日本語辞書対応をうたっています。Buy Nowできないのは日本も北米も一緒ですから、発売までは世界中でひたすら歯を食いしばって待つモード。
そして気になる価格ですがこんな感じです↓
ここで注意は、3月下旬のいちばん速いタイミングで発売されるのはWiFiモデルだということ。WiFi+3Gモデルは4月の発売になるうえ、プレスリリースの段階では「日本が含まれるかどうか」は不明です。単純に、「北米と、そのほか選ばれた国で発売」とあるだけです。
日本版の発売有無にかかわらず、OSレベルでは日本語対応のままのはずなので、北米版WiFi+3Gモデルを入手すれば日本語入力はできるはず……おそらく。
気になるのは、アマゾンKindleと真っ向勝負の書籍サービス『iBooks』が日本でも始まるかですが、これはまだまったくわかりません。しかし、動画配信がまともに始まらないまま販売開始され、そのままよくわからない存在になってしまったAppleTVの例もあるので、ともかくハードとしての販売はされるでしょう。
iBooksがなくても、AppStoreは大いに魅力的だし、何より公式サイトの動画のなんと魅力的なことよ! これを目にしたら、ガジェット好きなら買わずにはいられないスイッチが入ってしまうハズ(というか入った)。
というわけで週アス編集部、Buy Now!になったら悩む間もなく脊髄反射の脳直プッシュでiPadを購入することを誓います。最後に、英文プレスリリースへのリンクを置いておきます。詳細なレポートは来週発売の週アス本誌の記事でどうぞ!
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