12月5日、幕張メッセにて“WOMB ADVENTURE'09”が開催。『FUTURE&NATURE』をテーマにした今回のクラブイベント、エントランスには木々の影とイベントロゴを組み合わせた映像が流れ、音に導かれるようフロアに急ぐオーディエンスを出迎えていた。
会場は”WOMB WORLD WIDE AREA””KITSUNE AREA”に分かれており、それぞれ異なったサウンドで集まったクラウドを去年同様ツーフロアで迎える体制。”WOMB WORLD WIDE AREA”ではJOSH WINKが5時間のロングセットで徐々に、そして確実にフロアを温め、いい温度で続くRICHIE HAWTIN + DUBFIREにバトンタッチ。
RICHIE HAWTIN + DUBFIREはミニマルなサウンドを大音量で響かせフロアの後方まで彼らのプレイを堪能しにきたオーディエンスたちをのっけから大熱狂させる。安定した、且つ堅実なプレイであっというまに約4時間の持ち時間を使い切った。
一方”KITSUNE AREA”ではGILDAS & MASAYAが日本であることを印象づける日本列島と九尾の狐の映像を背にフロアを盛り上げ、つづくDIGITALISMはロックな選曲でフロアを大爆発させ一気にフロアの熱気はピークに。かと思えばBPMを徐々に落とし、音を一旦止め、アンビエント的サウンドで空気を一変させたりと実験的な部分も垣間見せてくれた。
ラストを飾るDEXPISTOLSはトリにふさわしいパフォーマンスを披露。ときおりDJ DARUMAがDJ卓に登りクラウドを煽る一幕も。2年連続出場の余裕をも感じるプレイだった。
出演者のラインナップとともに飲食施設やレストルームの増加など居心地よさの面の充実も図られた今回のイベント、来年のWOMB ADVENTUREへの期待がより高まる、そんな一夜だった。(相川真由美)
Photos: STRO!ROBO, MASANORI NARUSE, CJ TEAM & HIKARU (CYBERJAPN)
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります