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M.2だけでも5基!ROG Zenith II Extremeで内蔵SSD数の限界に挑戦

2020年01月14日 17時00分更新

文● 松野将太 編集●ASCII

PCIeスロットの使い方には注意

 まずはPCの組み立てだ。PCケースにはIn WinのE-ATX対応製品「909」を使用している。組み立て手順はSSDの取り付けがやたら手間がかかる(25基ぶん)ぐらいで、一般的な自作PCと特に変わりない。ただし、PCIeスロットは後述するように排他の問題が出るため、何番目のスロットに「HYPER M.2 X16 CARD V2」やビデオカードを装着するかは事前にマニュアルで確認しておきたい。本稿ではPCIEX16_1~3スロットに「HYPER M.2 X16 CARD V2」、PCIEX16_4にビデオカードを装着している。

「M.2_3」スロットのみ、工場出荷時の状態では物理スイッチによって無効化されている。HEDTプラットフォームのマザーボードではしばしば見られるが、見逃さないようにしよう

 また非常にわかりにくいが、基板上の「M.2_3」スロットは工場出荷時の状態だと物理スイッチで無効化されている。ここをONにしないと、いつまで経ってもSSDが1枚認識されないため、忘れずに有効化しよう。加えて、「ROG Zenith II Extreme」の基板背面のM.2スロットはマザーボードをPCケースに入れてしまうと大抵アクセスできない位置にくるため、注意が必要だ。

UEFIの設定でPCIeスロットとM.2スロットの動作モードを変更する

接続したばかりの状態ではSSDが正しく認識されておらず、数が全然足りない。落ち着いて動作モードの設定を変更していこう

 組み立てが終わったらUEFIで各種設定を行なう必要がある。こうした大量のSSDを使ってPCを組み立てる場合、スロットごとの排他の条件がややこしいのはままあることなので、よく確認しておこう。

主に変更するのは「PCIEx16_x Bandwidth」の設定。PCIEx16_1~3スロットは「PCIe RAID Mode」で動作させ、ビデオカードを搭載したPCIEx16_4スロットはx4モードに

PCIEx16_2スロットはもともと帯域がx8となるため、帯域がx4+x4の2つまでしか分割できない(x2+x2+x2+x2のような運用は不可)

 まずはAdvance Modeの「Advanced」タブから、「PCIEx16_x Bandwidth」の設定にアクセス。「HYPER M.2 X16 CARD V2」を装着したPCIEx16_1~3スロットは、モードを「x16 Mode」から「PCIe RAID Mode」に変更することで帯域がx4に分割され、それぞれのカードに装着した4枚のM.2 SSDが個別に認識されるようになる。ただし、PCIEx16_2スロットはもともと帯域がx8となるため、帯域がx4+x4の2つまでしか分割できず、カード内のSSDは2枚までしか利用できなかった。

PCIEx16_4スロットをx8モードで動作させるとM.2_2スロットが排他となってしまうため、ビデオカードはx4で運用

「M.2_3 Bandwidth」はx2モードで運用する。x4モードで動作させた場合、ASMediaのコントローラー「ASM1041」で制御しているSATAポート4基が排他となってしまうためだ

 また、ビデオカードを装着したPCIEx16_4スロットの設定は、x8モードで運用した場合にM.2_2スロットが排他となってしまうため、x4で運用。さらに、同じタブの「M.2_3 Bandwidth」は、x4モードで動作させた場合にASMediaのコントローラー「ASM1041」で制御しているSATAポート4基が排他なので使えなくなってしまう。これをx2モードに設定することで、8基のSATAポートをすべて運用できるようにする。

23枚のSSDが認識された状態

数が多すぎて、スクロールしないとすべてのSSDが表示されない

 ここまでの設定を行なえば、装着したSSDが23枚まで認識される。当初の目論見であった25枚の運用には届かなかったが、これでも大量のSSDを利用できることには変わりないだろう。

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