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猫保護シェルターは猫の撮影方法が学べる

2020年01月08日 10時00分更新

2019年に猫保護シェルターに通ってわかったこと

ぺろっと舌を出した瞬間。2019年9月 ソニー α7RVI

 新年が明けたところだが、2019年に紹介しきれなかった保護猫シェルターqueue(クー)の猫たちを。近所(といっても歩いたら20~30分かかるけど)にできたおかげで何度も通わせていただいたのだが、何より猫写真を撮りたいって人には「猫を撮る楽しさと難しさ」が同居したすごくよい場所だなあと思ったのである。

 まず「猫との距離感を学べる」。猫を撮る……以前に距離感が大事。そこに保護された猫たちはさざまな事情をかかえてやってきてるので、見た目も性格もさまざま。普通の猫カフェと違って、仲良くしてくれる猫もいれば近寄らせてくれない猫もいる。追って怖がらせてはダメ。人と猫の距離感は猫が決めるのだ。

物怖じしないで近寄ってくる猫も。さっと撮れるiPhoneで。2019年2月 アップル iPhone XS

昔からいるけど、人が苦手な猫。無理に近づくと爪が飛んでくるので注意。遠くからそっと望遠で。保護猫なのでいろんなヤツがいるのだ。2019年11月 オリンパス OM-D E-M5 Mark III

 次に「自由に這いつくばって大丈夫」なこと。これはよい。猫目線だと見える景色が違うってのを実践で確かめられる。

白い猫を這いつくばって逆光で。プラス2近い露出補正で明るく撮ったのがポイント。猫瞳AFが活躍した。2019年4月 ソニー α7III

 「白猫と黒猫の撮り方」も学べる。白猫と黒猫では最適なセッティングが違う。いろんな色や模様の猫がいるのでその違いを実践で学べるのだ。白い猫はより白く撮った方が白さが際立つし、(上の這いつくばって撮ってる例がそう)、黒猫は黒がある程度ぎゅっと締まらないと黒猫っぽくない。白っぽい猫と黒っぽい猫が一緒にいたりすると大変である。

白い猫と黒い猫を同時に撮るのは大変。白猫がトバないように黒猫はつぶれないように注意しつつ。特に黒猫は難易度が高い。2019年3月 富士フイルム X-T30

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