アニメはTRIGGER×Titmouseが共同制作
Steamおすすめゲーム「Indivisible」美麗フルアニメーションのアクションRPG
非常に美麗なキャラクターアニメーションが取り沙汰されるゲームが近年増えている。例えば80年代アメリカアニメを再現することにこだわった「Cuphead」であったり、非常に細かいドット絵にこだわるあまり10年近い歳月を費やした「Owlboy」などもそうだろう。
第108回はそんなアニメーションにこだわるLab Zero Gamesの新作アクションRPG「Indivisible」を紹介しよう。
本作品は日本語字幕に対応している。詳しい操作は後述するが細かい操作やシビアな入力が要求される部分も多いためコントローラーを推奨する。
絆と復讐の物語
片田舎の村で主人公“アジュナ”は父である“インドラ”と二人で暮らしている。格闘技の手ほどきを父親から受けており、毎日村の近くの山で訓練を行っている。
だがいつもの訓練を終えて、村に帰ろうとすると村が皇帝ラバナバーの軍勢と名乗る者たちの襲撃により父を殺された上に村も全て焼き払われてしまう。攻め込んできた軍勢のリーダーと思わしき男と戦いの最中、彼女の精神世界(脳内)の中に男は捕らわれてしまう。”皇帝に復讐する“ことと“皇帝に報告する”という目的が一致したことで二人は皇帝ラバナバーの元へと向かうというのが導入となっている。
マップでは左アナログスティックもしくは十字キーで移動。人物などには近づいて上キーを押すことで会話が可能だ。
道中はアクションマップとなっており、アジュナを操作して進むことになる。Aボタンでジャンプ、下方向にスティックを入れてAボタンでスライディングができる。更に壁に向かって飛ぶことで壁蹴りを行って高所へと登ることが可能だ。序盤から常に使うアクションとなるのでチュートリアルの序盤で慣れておこう。
格闘ゲームのような戦闘システム
父の死に際、「友を集めて強くなれ」と遺言を残されるのだが、本作品において仲間となるキャラクターはストーリーがすすむにつれアジュナの精神世界へとどんどんと連れ込まれていく。最終的には20人近いキャラクターから戦闘メンバーを選ぶことになり。彼女の精神世界は仲間がふえることによりどんどんと広がっていく。
最初は殺風景でしかない世界だが、仲間や繋がりが増えていくたびに精神世界でも行えることが増えていく。精神世界にはマップ上でBボタンを押しっぱなしにすることで任意のタイミングで切り替えることが可能だ。
そして、本作品の大きな特徴でもあり、目玉ともいえるのが戦闘パートだろう。プレイステーションで発売された「ヴァルキリープロファイル」のオマージュといえる戦闘システムなのだが、前作の「Skullgirs」を作った同社らしい格闘ゲームに近いデザインとなっている。リアルタイムで攻守が変動し、自分たちの攻撃ターンでは各キャラクターに対応するボタンを押すことで決められた回数分の攻撃を行うことができる。また、方向キーを入れながら攻撃を行うことでキャラクター毎に決められた能力を使うこともできる。
反面、防御フェーズでは相手の攻撃に合わせてキャラクターに対応するボタンを押すことで防御ができる。相手の攻撃にあわせてタイミング良くガードすることで大きくダメージを減らすことができるが、攻撃を受けた場合序盤でもHPの半分以上を持って行かれるほどの大ダメージを食らってしまう。上記画像のように攻撃対象と攻撃を行う敵は表示されるので落ち着いて対処しよう。ゲームオーバーになった場合は最終セーブポイントからやり直すことになる。
大型モンスターの場合はパーティー全体に効果が及ぶ場合もあり、その場合はLBボタンを押すことで全体防御が可能だ。だが、対象外のキャラクターに防御行動を行わせた場合はデメリットもあるので相手の動きを見極めよう。
マップの敵シンボルは攻撃をしかけることで相手に一方的にダメージを与えた上で有利に戦闘を開始できる。逆に敵から攻撃を仕掛けられた場合は防御に失敗してしまうと自分たちが大きくダメージを受けた上で戦闘が始まってしまう。
前作から引き継がれたアニメーションは一見の価値あり
本作品も前作と同じく発売にはクラウドファンディングでの成功がある。非常に高額な成功例でもあり、劇中のアニメーションも日本アニメーションの大御所でもある株式会社トリガーとTitmouse社の共同で制作されている。
本作品のゲーム中のアニメーションも非常に滑らかで今回静止画による紹介なのは申し訳ないが気になったら是非ストアページにてPVを確認して欲しい。前作のSkullgirlsでも話題になった滑らかなアニメーションは健在だ。
「Indivisible」の推奨動作環境は?
ストア記載の情報では最低グラフィック要求がGeForce GTX560以上となっている。CPU内蔵グラフィックではやや厳しい。最低でもミドルレンジのグラフィックボードはあった方が良いだろう。
「Indivisible」
●Lab Zero Games
●4280円(2019年10月9日リリース) ※価格は記事掲載時点のものです
対応OS Windows
ジャンル RPG、独立系開発会社、アクション、アニメ、女性主人公
©505 Games 2016. Developed by LabZero. Published by 505 Games. 505 Games, Indivisible and the 505 Games and Indivisible logos are trademarks and/or registered trademarks of 505 Games S.p.A. and/or its Affiliates. All other marks and trademarks are the property of their respective owners. All rights reserved.
■著者:rate-dat
・Steamのプロフィールページ:Steam コミュニティ :: ratedat
・Twitter:@rate_dat
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります