超広角撮影と背景をぼかせる
ポートレート撮影が魅力
メインカメラがダブルレンズになったことも注目すべきポイント。上下に並ぶレンズの、上が標準カメラで、F値2.0、焦点距離は24mm相当(視野角83度)で約1200万画素。下は広角カメラで、F値2.4、焦点距離18mm相当(視野角121度)で約1200万画素。2019年は超広角レンズを搭載するハイエンドモデルが増えましたが、AQUOS sense3は、3万円台で人間の視野角に匹敵するワイドなアングルでの撮影を楽しめるわけです。
初期設定は、AIによって被写体や撮影シーンに最適な設定が行なわれる「AIオート」になっていましたが、ほかに単なる「オート」というモードもあり、どちらを使ったほうがいいのが気になりました。筆者が使った限りでは、「AIオート」ではやや色が濃くなる傾向があり、それが気になる場合は「オート」に切り替えたほうが良さそうです。
「ポートレート」モードもあり、背景をぼかして人物を際立たせる撮影も可能。深度計測用のレンズを搭載しているわけではなく、デジタル処理によってボケが作られるのだと思いますが、撮影するときにボケの度合いを調整でき、好みのボケ具合で撮影できるのは魅力です。
なお、約800万画素のインカメラはF値2.2で、焦点距離は23mm相当(視野角は86度)。顔の大きさ、肌色などを補正できる機能もあり、背景もぼかせるので、自撮りを楽しみたい人も、まずまず満足できそうです。
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