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待望のDSDVに対応! SIMフリー版「AQUOS sense3」は欠点ナシ

2020年01月01日 12時00分更新

超広角撮影と背景をぼかせる
ポートレート撮影が魅力

 メインカメラがダブルレンズになったことも注目すべきポイント。上下に並ぶレンズの、上が標準カメラで、F値2.0、焦点距離は24mm相当(視野角83度)で約1200万画素。下は広角カメラで、F値2.4、焦点距離18mm相当(視野角121度)で約1200万画素。2019年は超広角レンズを搭載するハイエンドモデルが増えましたが、AQUOS sense3は、3万円台で人間の視野角に匹敵するワイドなアングルでの撮影を楽しめるわけです。

デュアルレンズは背面の左上に搭載。上が標準カメラで、下が広角カメラ

標準カメラで撮影した作例

広角カメラに切り替えると、ここまで広く撮れる

 初期設定は、AIによって被写体や撮影シーンに最適な設定が行なわれる「AIオート」になっていましたが、ほかに単なる「オート」というモードもあり、どちらを使ったほうがいいのが気になりました。筆者が使った限りでは、「AIオート」ではやや色が濃くなる傾向があり、それが気になる場合は「オート」に切り替えたほうが良さそうです。

「カメラ」アプリの撮影モード設定画面。初期設定は「AIオート」になっている

「AIオート」で撮った料理の作例。暖色系が補われる印象

「AIオート」にしていても正確に認識しないことが時々あった。これは、料理と認識しなかった時の作例

「夜景」モードは搭載しておらず、暗所での撮影はやや画質が粗くなった

 「ポートレート」モードもあり、背景をぼかして人物を際立たせる撮影も可能。深度計測用のレンズを搭載しているわけではなく、デジタル処理によってボケが作られるのだと思いますが、撮影するときにボケの度合いを調整でき、好みのボケ具合で撮影できるのは魅力です。

「AIオート」のままで人物を撮影した作例

「ポートレート」モードで撮影すると、背景がナチュラルにぼかせる

見栄えよく撮影するためのガイド線を表示できる機能も搭載

 なお、約800万画素のインカメラはF値2.2で、焦点距離は23mm相当(視野角は86度)。顔の大きさ、肌色などを補正できる機能もあり、背景もぼかせるので、自撮りを楽しみたい人も、まずまず満足できそうです。

インカメラの画角も広め。手動で設定できる補正機能も充実

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