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排熱も最強クラス、OMRONとコラボした独自設計のキーボード、Wi-Fi6など全部入り

これぞ性能も筐体も最強ゲーミングPC! ノートの弱み全部克服した「AORUS 17 YA-9JP2452SH」

2019年12月25日 11時00分更新

ほぼハイエンドデスクトップ

 まずはAORUS 17 YA-9JP2452SHのCPUの性能を「CINEBENCH R20」でチェック。マルチスレッドテストのスコアーが3094pts、シングルスレッドテストのスコアーが、459ptsという結果だった。私が自宅で使っているデスクトップはCore i7-8700Kを搭載しているのだが、こちらのマルチスレッドの計測結果が3300前後。Core i9-9980HKは、前世代のハイエンドデスクトップ向けのCPUとほぼ同等の実力を持っているといえるだろう。ゲームにおいてもCPUの性能は大事だが、実況配信などでもCPUパワーは不可欠。ゲーム実況などを視野に入れている人にとっても、この結果は注目すべきだろう。

CINEBENCH R20の結果

 グラフィックス性能は、3DMarkでチェック。「Time Spy」「Port Royal」「Fire Strike」「Fire Strike Extreme」「Fire Strike Ultra」を計測した。結果は、Time Spyでは1万弱、Fire Strike UltraとPort Royalでも6000を超えるスコアになった。ほとんどのゲームをフルHDで快適に遊べるのに加えて、GeForce RTX 2080のDLSS機能を組み合わせれば、設定次第ではリアルタイムレイトレーシングをオンにした状態でも快適に遊べるかもしれない。

Time Spyの結果

Port Royalの結果

3DMarkの結果

 ストレージ速度は、定番の「CrystalDiskMark」でチェック。シーケンシャルリードでSSDが3115.95MB/秒、HDDが136.30MB/秒になった。SSDはかなり高速で、ゲームのローディングなどでストレスがたまることはないだろう。加えて、SSDが1TBと大容量なだけでなく、2TB HDDも備えているので、たまにしか遊ばないゲームの保存や、ゲームプレイ動画の保存も外付けなしでも結構保存しておける。

SSDの結果

HDDの結果

 ゲーム性能は、まず「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION ベンチマーク」を計測。高品質、フルスクリーンに設定し、フルHD、WQHD、4Kでのスコアをチェックしたところ、フルHDでは負荷の高いFFXVベンチで1万越えを記録。WQHDでも評価は快適、4Kでもやや快適になった。加えて、4KでDLSSをオンにして計測してみたところ、評価は快適まで上がった。

FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION ベンチマークの結果

4K

4K(DLSSオン)

240Hzディスプレーもバッチリ活用できる性能
実況配信も視野に

 実際にゲームプレイ時の性能もチェック。プレイしたのは、「レインボーシックス シージ」と「Apex Legends」の2タイトルで、どちらもフルHDでのゲームプレイ時のフレームレートをFrapsで計測した。

 レインボーシックス シージは、グラフィックス設定を最高、超高にしてチェック。テロリストハントで、マップはリニューアルされたテーマパークで計測した。結果は、最高でも平均fpsは220fpsと240fps近くを記録し、超高だと平均fpsが247fpsと240fpsを超えた。レインボーシックス シージであれば、設定次第では240Hz張り付きでのプレイもできそうだ。

レインボーシックス シージのフレームレート結果

 Apex Legendsは、グラフィックス設定を極、最高にしてチェック。なお、そのほかの設定は変更していない。結果は、平均fpsで極が170fps、最高で182fpsとなった。負荷の高いApex Legendsでこれだけの数値がでるのは驚き。ほぼハイエンドなデスクトップパソコンで計測したときと変わらない数値となった。

Apex Legendsのフレームレート結果

 最後に、実況配信中のフレームレートもチェックしてみた。ゲームはApex Legendsで、OBS Studioで配信しながら計測。結果は、平均フレームレートが極で144fps、最高で174fpsとなった。さすがに配信中はフレームレートが落ちるものの、それでも極みで144fps以上でプレイできるのは素晴らしい。ゲーミングノートで実況配信まで快適にできるマシンはなかなかない。

Apex Legendsの実況配信中のフレームレート

現時点で最強レベルのゲーミングノートパソコンであるのは間違いない

 AORUS 17 YA-9JP2452SHは、性能もさることながら、ディスプレー、キーボード、冷却など今年触ったゲーミングノートパソコンの中では間違いなく最強レベルの1台。価格は51万6780円とこれまた最高額クラスだが、ハイエンドなデスクトップにリフレッシュレート240Hz対応ディスプレー、ゲーミングキーボードなどをそろえると考えると、少し割高なくらいと考えていい。むしろこれらをひとまとめでデスクトップよりもかなり楽に持ち運べると考えると、妥当ではないだろうか。

 ガチでプロゲーマーを目指す人や、自宅のどこでも最強の環境でゲームプレイしたい人には、ぜひオススメしたいマシンだ。未来のeスポーツプレイヤーになるための先行投資や、1年間がんばった自分へのご褒美として、AORUS 17 YA-9JP2452SHを検討してみてはいかがだろうか。

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