排熱も最強クラス、OMRONとコラボした独自設計のキーボード、Wi-Fi6など全部入り
これぞ性能も筐体も最強ゲーミングPC! ノートの弱み全部克服した「AORUS 17 YA-9JP2452SH」
驚くほど熱くならない筐体
こだわり抜いた冷却システム
ゲーミングノートパソコンでネックになってくるのが、負荷の高いゲームをプレイしていると筐体が熱くなってくる点だ。ノートの場合、キーボードに手を置いているとその熱が気になり集中力が低下することがあるほか、キーボード上部などはCPUやGPUなどに近いためとても熱くなるので、このマシン大丈夫か? と心配になるマシンもある。しかし、AORUS 17 YA-9JP2452SHはゲームプレイ中もほぼ筐体が熱くならない。これは本機を触っていて一番驚いたことかもしれない。
AORUS 17 YA-9JP2452SHは、51個のファンブレードを備えるデュアルファン、5つのヒートパイプ、4つの排気口で計12の吸排気システム、ベイパーチャンバーと、冷却にはとことんこだわり抜いている。ヒートシンクのベースを中空構造にし、その中に液体を封入することで普通のヒートシンクよりも熱抵抗値が下がるベイパーチャンバーは、AORUS初の採用となる。ハイエンドなCPUとGPUを搭載しているだけあってその熱は気になるが、しっかりと冷却できるシステムを構築しているのは素晴らしい。
OMRONのメカニカルスイッチを採用した独自設計のキーボード
押下感も十分で存分に戦える
OMRONとコラボした独自設計のキーボードを採用。1.6mmの作動ポイントで動作するので、すべてのコマンドが即座に実行される。また、ストロークも深めで押下感もしっかりとあるため、ゲームプレイする際は別途メカニカルキーボードを用意したいという人も、その必要なく本機のキーボードのみでゲームを堪能できる。また、OMRONのキースイッチは定格1500万回のキー押下と耐久性にも優れているのも特徴だ。
正直、これは別途ゲーミングキーボードを用意したほうがいいなと思うノートパソコンもあるが、AORUS 17 YA-9JP2452SHでゲームプレイしているときはまったくその思いは抱かなかった。入力するとカチッという感触が指先に伝わり、深めのストロークでしっかりと押下感を得られるので、ゲームにおいては本機のキーボードで存分に戦える。
そのほか、筐体で驚いたのがサウンド。音の広がり、臨場感、低音などもノートパソコンとは思えないよさだと感じたので、FPSなど音の位置などを集中して聞き分けなくてはいけないタイトルでなければ、本機のスピーカーで十分堪能できると思う。ゲームだけでなく、映画などを楽しむ際にもうれしいポイントだ。
加えて、ESS SABRE Hi-Fi DACオーディオチップを搭載し、最大24bit/192kHzの出力周波数をサポートするほか、16~600Ωのミッドエンドからハイエンドヘッドフォンの駆動に対応。ゲーミングヘッドセットを使えば鮮明なサウンドで足音などを察知できる。
ノートパソコンの弱点をことごとく克服した筐体
AORUS 17 YA-9JP2452SHは、ディスプレー、キーボード、熱など、ゲーミングノートパソコンの考えられる弱点をことごとく克服しているマシンだ。加えて、ゲーミングらしいデザインで見た目もカッコよく、自宅で使うのはもちろん、友人に自慢したり、LANパーティーなどでも目立つことができるだろう。
では、性能はどうだろうか。続いて、ベンチマークで気になる性能をチェックしてみた。
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