ASUSのVivoBook SはミドルレンジのノートPCで、今回発売となった「VivoBook S15 531FA」は昨年の12月に発表となった、「VivoBook S15 S530UA」から1年ぶりの新モデルである。
デザインを一新して、最新CPUにWi-Fi 6も搭載
15.6型液晶を搭載し、狭額縁のスマートなデザインは前モデルと同じで、カラーリングは3種類から5種類へと増えている。
CPUは第8世代(Kaby Lake R)のi5-8250Uから、第10世代(Comet Lake)のi7-10510Uまたはi5-10210Uとなった。
メインメモリはi5モデルは変わらず8GBだが、i7では16GBを搭載した.液晶はフルHD解像度のノングレアで変わらない。液晶上部のウェブカメラ部にはIRカメラが加わり、Helloでの顔認証が可能となっている。
ストレージが大きく変更となり、前モデルのOptane搭載1TBHDDから、512GBSSD+1TBHDDと総容量も1.5倍となった。
インターフェースはUSB 3.1Gen1のType-C×1と、USB 3.0×1、そしてUSB 2.0×2にコンボジャック、HDMIと勢ぞろいで、今回からマイクロSDカードスロットが搭載されている。
サイズは幅が361.4から357.2ミリへと4.2ミリ狭くなり、奥行きは243.5から230.3ミリへと13.2ミリも短くなっている.厚みは18から18.5ミリへと0.5だけ増し、重量も1.8から1.85キロへと50グラム増となっている。
キーボードのレイアウトはほぼ前モデルと同様で、フルサイズのメインキーと、その右側にかなり圧縮したテンキーが配置された独特のカタチである。
ここまでしてテンキーが必要なのか不明だが、メインキーが窮屈になっているわけではなく、ストロークもあり打ちやすい。
ご家庭のWindows7マシンの買い換えに最適な1台
どの色を選ぶか
しばらく試用したが、さすがASUSのメインモデルで、液晶もキーボードも不満のない出来である。
あとはテンキーを必要とするかどうかで、どうしてもテンキーがいらないというヒトはスクリーンパッドを搭載しているZenBook 14もアリだ。
そして、いちばんの難関が色選びだ。今回の531FAは、天板の色が異なるだけではなく、キーボード面と底面、さらにサイドに入ったラインの色も異なる。そのうえモスグリーンやパンクピンクといったほかにはない色も魅力である。
ご家庭の15型ノートがWindows 7ならば、VivoBookは買い換えの選択肢としてとても魅力的である。最新CPUにWi-Fi 6、SSD+HDDの大容量ストレージと、Office搭載モデルも選べる。さらにスリムで、軽いとはいえないが、家庭内で持ち歩くには苦にならない1.85キロで、安心の1台である。
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