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フルHD&負荷控えめなら優秀「Radeon RX 5500 XT 8GB版」実ゲームレビュー

2019年12月13日 20時05分更新

 ガチガチのFPSばかり続いたので、もっとまったり楽しめるFPSベースのRPG「The Outer Worlds」で試してみたい。画質は最高画質とし、プレイヤーが最初に出会う宇宙船周囲のフィールドを歩き回る際のフレームレートを「CapFrameX」で測定した。

「The Outer Worlds」1920×1080ドット時のフレームレート

「The Outer Worlds」2560×1440ドット時のフレームレート

「The Outer Worlds」3840×2160ドット時のフレームレート

 AMDのゲームバンドルキャンペーンに選ばれたゲームではあるが、今回の検証範囲ではRadeonよりもGTX 1660の方が優秀なようだ。ここでのRX 5500 XTはフルHDではRX 590とほぼ同程度だが、解像度が上がってくるとRX 590に差を付けられてしまう。

 ROP数やメモリーバス幅をコンパクトにした関係で、負荷の高すぎる環境ではRX 590の方が粘れると考えていいだろう。ただフルHD環境で使うなら、RX 590よりしばしば遅いにしても、RX 5500 XTの設計上のウイークポイントを意識する必要はなさそうだ。

 そろそろ重量級ゲームでの動作をチェックしてみよう。重量級のトップバッターは「MONSTER HUNTER: WORLD」だ。画質は“最高”とし、集会エリア内を移動した時のフレームレートを「CapFrameX」で測定する。MHWはNVIDIAのDLSSに対応しているが、今回評価に加えたGTX 1660はDLSSに非対応なため、GPUのパワーとゲームの最適化度が重要になる。

「MONSTER HUNTER: WORLD」1920×1080ドット時のフレームレート

「MONSTER HUNTER: WORLD」2560×1440ドット時のフレームレート

「MONSTER HUNTER: WORLD」3840×2160ドット時のフレームレート

 トップのGTX 1660は最適化度が効いているとして、注目すべきはRX 5500XTがコンスタントにRX 590を上回っている点だ。せいぜい2~4%程度の差だが、この傾向はこれまで試してきたどのゲームにも見られなかったものだ。この差ができた理由ははっきりとは分からないが、MHWのエンジン自体がPolarisよりもNaviと相性が良いせいと考えられる。

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