国内販売が12月18日11時に決まった「Radeon RX 5500 XT」。既報の速報記事では、3DMarkの結果のみお伝えしたが、スコアーは低めで、7nmプロセス化による消費電力の低さのみが、Polaris世代のRadeonよりも優秀という結果になった。
そこで今回は、実ゲームベースのベンチマークにて「Radeon RX 5500 XT」の性能を細かくチェックしていきたい。
検証環境は前回と同じで、今回もRX 5500 XTのVRAM 8GB版に加え、比較対象としてRX 590とRX 570(TBPは120WでRX 5500 XTに近い)、さらに実売2万6000~2万9000円のGTX 1660搭載カードを準備した。
検証機はPCI Express Gen4に対応しないインテル製プラットフォームを使用。RX 5700シリーズレビュー時にゲームではGen3とGen4に違いは出ないと判明しているのでベンチマークの結果は、すべてGPUの地力の差と考えていいだろう。
ドライバーは検証時点における最新版、すなわちRX 590/570は19.12.1、GeForceは441.41になる。RX 5500 XTについてはUIの刷新やさまざまな新機能が追加された(詳細は既報を参照)19.12.2のβ版を使用しているが、Radeon Boostなどのパフォーマンス向上系機能はすべてオフとし、RX 590/570と同等の環境で検証を行なっている。
【検証環境】 | |
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CPU | Intel「Core i9-9900K」 (8コア/16スレッド、3.6~5GHz) |
マザーボード | GIGABYTE「Z390 AORUS MASTER」 (Intel Z390) |
メモリー | G.Skill「F4-3200C14D-16GTZR」×2 (DDR4-3200 8GB×4、DDR4-2666で運用) |
ビデオカード | ASRock「Radeon RX 5500 XT Challenger D 8G OC」 (Radeon RX 5500XT) ASRock「Phantom Gaming X Radeon RX590 8G OC」 (Radeon RX 590) Sapphire「PULSE RADEON RX 570 8G GDDR5 DUAL HDMI/DUAL DP OC W/BP」 (Radeon RX 570) ASUS「PH-GTX1660-O6G」 (GeForce GTX 1660) |
ストレージ | WesternDigital「WDS100T2X0C」 (M.2 NVMe SSD、1TB) Intel「SSDPEKNW020T8X1」 (M.2 NVMe SSD、2TB、データ用) |
電源ユニット | SilverStone「ST85F-PT」 (850W、80PLUS Platinum) |
CPUクーラー | NZXT「Kraken X72」 (簡易水冷、360mmラジエーター) |
OS | Windows 10 Pro 64bit版 (November 2019 Update) |
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