マウスコンピューターのDAIVシリーズは、クリエイター向けに特化した構成のシリーズだ。今回は新製品である「DAIV Z7」を試用できたので、その実力を確認してみた。
DAIV Z7シリーズの最大の特徴といえるのは、GPUにAMDの「Radeon RX 5700」を搭載している点だ。Radeon RX 5700は、GeForce RTX 2060およびGeForce RTX 2060 SUPERに匹敵するパフォーマンスを持つクラスのGPUでありながらも価格が抑えられており、コストパフォーマンスが魅力な点があげられる。
またCPUにはインテルの第9世代CPU「Core i7-9700」を採用。さらに、試用機はメモリーが16GB(8GBx2枚)、起動ドライブにNVMe接続の256GB SSD、セカンドストレージに2TB HDDが搭載されており、価格は15万9800円(税別)になっている。DAIVシリーズの中で似たような構成を探すと、「GeForce RTX 2060 SUPER」を搭載し、GPU以外は同じ構成のモデル(Core i7-9700、メモリ16GB、NVMe対応256SSD、2TB HDD)が18万4800円(税別、2019年12月時点の価格)なので、コストパフォーマンスの高さがうかがえるだろう。
では、クリエイティブとしてのRadeon RX 5700はいかがなものか、まずは実力チェックをすべく、普段利用しているアプリを実際に動かしてみた。
※以降のベンチ結果は、検証時12月の頭「Radeon Software Adrenalin 2019 Edition 19.12.1」を適用した際の数値
試用機の主なスペック | |
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機種名 | DAIV Z7 |
CPU | Core i7-9700(3.0GHz、8コア/8スレッド) |
グラフィックス | Radeon RX 5700 |
メモリー | 16GB(8GB×2) |
ストレージ | 256GB SSD(M.2接続/NVMe対応)、2TB HDD |
内蔵ドライブ | ー |
通信規格 | 有線LAN(1000BASE-T) |
インターフェース | USB 3.0端子×6、USB 3.1端子、USB Type-C端子、DisplayPort×3、HDMI端子、有線LAN端子、ラインイン、ラインアウト、ヘッドフォン出力、マイク入力×2、リアスピーカー、センタースピーカー、S/PDIF端子、PS/2端子 |
付属 | Thunderbolt 3拡張カード(Thunderbolt 3 Type-C×2、DisplayPort×2)、DAIV-Dシリーズ専用キャスター |
サイズ | およそ幅190×奥行490×高さ490mm |
OS | Windows 10 Home(64bit) |
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