よりパワーアップした「VIVE Pro」
続いてHTC VIVEの上位機種「VIVE Pro」。こちらはHTC VIVEのルームスケールVRはそのままに、主に「画質(解像度)」「音声」「付け心地」の3点が改良されている。
まずHTC VIVEから解像度が向上し、両目2880×1600ドットに。文字や映像がよりくっきりと見えるようになった。HTC VIVEが2160×1200ドットだったことを考えると、PPIが78%増加している。
さらにヘッドホンが標準搭載され、音声入力はデュアルマイクに。VIVEではヘッドホンを追加し、装着感を向上させるオプションとして「デラックスオーディオストラップ」が追加販売されていたが、VIVE Proはこれを改良したものが標準搭載されている。「VRChat」のようなソーシャルVRでも、あるいは単にVRゲームをプレイするだけでも役に立つ。
価格はフルキットが税別16万2880円、ベースステーションとコントローラーが旧式(1.0)のスターターキットが税別13万3000円。通常版のHTC VIVEと比較してやや高くなるが、ハイクオリティーなVRを楽しみたい場合は検討に入るだろう。基本的にVIVEで遊べるゲームはすべて高解像度で遊べるのが〇だ。
また、VIVE Proのフルキットは2020年1月13日まで期間限定セールを行なっており、1万5000円安い税別14万7880円となっている。購入を検討している人は要チェックだ。
体験中の視線の向きも検知できるバージョン「VIVE Pro Eye」もあるが、こちらはより業務利用やプロフェッショナル向けだ。そもそも視線追跡機能に対応していないVRソフトも多々あるため、高品質なVRを体験するならVIVE Proで十分だろう。
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