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カメラマンや記者が出張先で使用するのに最適なMSIノート「Prestige 15」

2019年12月02日 10時00分更新

文● 林 佑樹(@necamax) ●編集/北村/ASCII
提供: エムエスアイコンピュータージャパン

3年前のデスクトップPCに匹敵するマシン性能
高い冷却性能と低騒音がポイント

 CINEBENCH R20の結果からすると、Core i7-7700Kよりもマルチスレッド性能は高く、デスクトップPCの代わりにPrestige 15+外部ディスプレーの環境にして、作業環境をコンパクトにしたい人にも向く。

 Lightroomでの作業は6100万画素の非圧縮RAWベースで見ると、スマートプレビューを使用しない設定でも応答速度に問題を感じることはなかった。Capture Oneについても4Kのプレビューデータを生成したうえでの応答性もよく、デスクトップPCのような快適性だと感じた。

CINEBENCH R20のスコア。デスクトップ向けのCore i7-7700Kよりもマルチスレッド性能が高い

CPUおよびCUDA対応GPUの両方を使用して、システムがどれくらい早くレダンダリングできるかを測定するV-Ray Benchmark。ノートPCとしてはかなり高性能といえる

 さて、心が折れたり、やる気がでなかったりするとき、どうするだろうか。寝転がることもあれば、気分転換に他のことをするハズ。スペックからも想像にたやすいが、ゲームも映像も楽しめる点は覚えておきたい。

 写真の選別に飽きたら、そのままゲームを立ち上げて遊べてしまうのはメリットといえるし、出力作業をしながらもOKである。映像を鑑賞するときは、映画向けのカラーモードに変更し、サウンド管理ユーティリティーNahimicで3D音響にすれば、かなりの臨場感が楽しめる。もちろんゲームでも同様だ。

ファイナルファンタジーXIV:漆黒のヴィランズベンチマーク。最高品質/1920×1080ドット/ウィンドウモード

最高品質/3840×2160ドット/フルスクリーン。4Kでも“普通”に遊べるのはすごい

 最後に騒音と発熱。底面吸気、ヒンジ部から排気で、ゲーミングノートPCベースのCooler Boost 3冷却システムを採用している。高い冷却性能に対して、騒音の低さがポイント。

 高負荷にあるとファンはさすがに高速回転するが、高周波は押さえられており、スタジオやオフィスなど一定の騒音のある場所では、あまり気にならない。また冷却はキーボード面も考慮されており、極力CPUとGPUで生じた熱が伝搬しにくい内部設計になっている。

作業向けの15.6型として完成度が高い

 ある程度の画面の大きさと解像度、十分なスペック、持ち運びやすい薄さと軽さをキレイに押さえているPrestige 15。クリエイター向けらしい仕上りで、出先での作業性を確保したいのであれば、真っ先に店頭チェックを実施していい。またデスクトップからノートPCにシフトしたい人にもオススメできる。

Prestige 15はクリエイター向けらしい仕上り。実売価格は4Kモデルが22万円前後、フルHDモデルが18万円前後となる

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