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カメラマンや記者が出張先で使用するのに最適なMSIノート「Prestige 15」

2019年12月02日 10時00分更新

文● 林 佑樹(@necamax) ●編集/北村/ASCII
提供: エムエスアイコンピュータージャパン

写真編集作業向きの
True Pixel Display

 Prestige 15は4Kパネル版のみ、True Pixel Displayを採用している。3840×2160ドット/220ppi、Adobe RGB相当の広色域、色差ΔE<2、MSI True Color テクノロジー、CalMAN認証の5要素を満たすものだ。

 Adobe RGB相当の広色域についてはカバー率が非公開なのだが(オフィシャルサイトを見ると100%とも取れるのだが、クリエイター向けならこのあたりはちゃんと開示してほしい)、モバイル用のディスプレーとして十分な性能を持つ。

 体感的な見え方としては、iPhone 11 Proシリーズのディスプレーに似ている。なお店頭での確認については、照明環境に左右される可能性大だが、EIZOのサイトにある画質チェックページがオススメだ。

4Kなのでプレビュー領域を大きく確保しつつ、ツールの表示にも自由度がある。アプリケーションはCapture One

Lightroomの場合

Prestige 15のみで処理してみたもの

MSI Ture Colorテクノロジーは、AdobeRGBやsRGBといった選択項目があり、それに準じた色空間に切り換えるものだ

地味だが出番の多い180度オープンにも対応している

Thunderbolt 3を装備したインターフェース
カードリーダーも付属

 インターフェースは両側面に配置されており、Thunderbolt 3×2、USB 3.1×2、HDMI×1、ヘッドセット端子、microSDXCカードスロット(UHS-II対応)がある。

 また付属品のドックはUSB 3.0A×2、SDXCカードスロット、microSDXCカードスロット、有線LANを持つ。ドックの追加購入を考えなくてもいいのはナイスだ。

左側面

右側面

付属のドック。出張先に有線LANしかない、あるいは無線LANの速度に不満がある場合に役立つ。各種カードリーダーが組み込まれているのを高く評価したい。ネットワークアダプターとカードリーダーを別々に用意しなくて済むからだ

ドックのSDカードスロットをCrystalDiskMark 7.0.0で計測してみたもの。端子形状からも分かるが、UHS-IIには非対応。テストに使用したSDカードはSONY SF-G32T(シーケンシャルRead 300MB/s、シーケンシャルWrite 299MB/s)

ソニーのミラーレスカメラ「α7RIV」を直結したほうが転送は速いため、今回はドックの出番がなかった

バッテリーライフは条件付きで◎

 バッテリーはリチウムポリマー内蔵型4セルで5,280mAhになる。カタログスペック(JEITA 2.0)では16時間とあるが、動画編集やPhotoshopでの作業などをしない場合での話だ。

 電源設定を高パフォーマンスにした状態で、Lightroomで1時間ほど作業をしてみたところ、バッテリー残量は100%→70%。Capture OneとPhotoshopを往復しながら作業した場合も似た減少傾向になった。

 いつもの高負荷作業をバッテリー使用で行なう場合は3時間を上限にしておくといいだろう。また付属のACアダプターを使用すると、15分の充電で10%の充電ができる。

 当然だが、ドキュメント生成などの低負荷作業中心だと、バッテリーライフをあまり気にせず作業できるため、単純に出張が多く、なるべく大きな画面と解像度が必要な人向けでもある。

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