写真編集作業向きの
True Pixel Display
Prestige 15は4Kパネル版のみ、True Pixel Displayを採用している。3840×2160ドット/220ppi、Adobe RGB相当の広色域、色差ΔE<2、MSI True Color テクノロジー、CalMAN認証の5要素を満たすものだ。
Adobe RGB相当の広色域についてはカバー率が非公開なのだが(オフィシャルサイトを見ると100%とも取れるのだが、クリエイター向けならこのあたりはちゃんと開示してほしい)、モバイル用のディスプレーとして十分な性能を持つ。
体感的な見え方としては、iPhone 11 Proシリーズのディスプレーに似ている。なお店頭での確認については、照明環境に左右される可能性大だが、EIZOのサイトにある画質チェックページがオススメだ。
Thunderbolt 3を装備したインターフェース
カードリーダーも付属
インターフェースは両側面に配置されており、Thunderbolt 3×2、USB 3.1×2、HDMI×1、ヘッドセット端子、microSDXCカードスロット(UHS-II対応)がある。
また付属品のドックはUSB 3.0A×2、SDXCカードスロット、microSDXCカードスロット、有線LANを持つ。ドックの追加購入を考えなくてもいいのはナイスだ。
バッテリーライフは条件付きで◎
バッテリーはリチウムポリマー内蔵型4セルで5,280mAhになる。カタログスペック(JEITA 2.0)では16時間とあるが、動画編集やPhotoshopでの作業などをしない場合での話だ。
電源設定を高パフォーマンスにした状態で、Lightroomで1時間ほど作業をしてみたところ、バッテリー残量は100%→70%。Capture OneとPhotoshopを往復しながら作業した場合も似た減少傾向になった。
いつもの高負荷作業をバッテリー使用で行なう場合は3時間を上限にしておくといいだろう。また付属のACアダプターを使用すると、15分の充電で10%の充電ができる。
当然だが、ドキュメント生成などの低負荷作業中心だと、バッテリーライフをあまり気にせず作業できるため、単純に出張が多く、なるべく大きな画面と解像度が必要な人向けでもある。
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