持ち運びのしやすさは抜群
ゲームパフォーマンスも機能性も上々
まずは、G-Tune P3の外観から触れていこう。G-Tune P3のサイズは307×215×19.9(W×D×H)mmと、A4サイズの雑誌より⼀回り⼤きいといったところ。重量は約1.7kgと、持ち運びに適しており、鞄への収まりもよく可搬性は抜群だ。
カラーリングは⿊⼀⾊にまとめられ、天板に施されたG-Tuneのロゴが映えるデザインとなっている。その外観は全体的に落ち着いた印象のため、仕事⽤途でもまったく⽀障はない。さらに、液晶パネルは13.3インチで、解像度は1920×1080ドットまでの対応となる。
キーボードは、日本語配列80キータイプのものを搭載。キーピッチは約19mm、キーストロークは約1.7mmと、キーの打鍵感がしっかりと得られ、⻑時間のゲームプレイや書類の作成などの⽤途でもキー⼊⼒を億劫と感じることはない。また、バックライトとしてホワイトLEDが埋め込まれているた め、暗がりでの視認性は良好だ。
さて、CPUには冒頭で述べたとおりi7-8709Gを採⽤。このi7-8709Gは、4コア8スレッドタイプのCPUで、ベースクロックは3.1GHzながら、TurboBoostテクノロジ適⽤時は4.1GHzまで動作クロックが向上する。そして、このi7-8709Gの最⼤の特徴は、グラフィックス機能としてRadeon RX Vega MGHを統合している点だ。
このRadeon RX Vega M GHは、AMDのVegaアーキテクチャに基づくGPUコアで、Compute Unit数は24基、Stream Processor数は1536基を有している。また、1024bitという広帯域メモリインタフェースに対応したメモリ「HBM2」を「High-Bandwidth Cache」として4GB分搭載している点も⾒逃せないポイントだ。
そのほか、G-Tune P3はストレージとしてM.2タイプでNVMe接続のSSDを512GB搭載。システムメモリは、DDR4-2400が16GB⽤意されている。ネットワーク機能は、Intelの「Wireless-AC 9260」により、IEEE802.11ac/a/b/g/nおよびBluetooth 5.0をサポートしている。
その⼀⽅で、両側⾯に⽤意された外部⼊出⼒インタフェースはかなりシンプルな構成。やはり、GTune P3は机に据えてじっくりとゲームをプレイしたり、仕事に従事したりという⽤途ではなく、外出先に持ち歩いてシーンを選ばず利⽤できるという点が最⼤のウリとなりそうだ。
さて、ゲーミング⽤途では、サウンド機能も重要なフィーチャーとなるが、G-Tune P3では底⾯に2つ、底⾯の前⽅に2つの計4つのステレオスピーカーを搭載。その⾳質は、筆者の主観であることを断ったうえで述べると、低⾳こそ弱いものの⾮常にクリアな印象を受けた。さらに、最近ではゲームをプレイしながらディスコードでボイスチャットを⾏なうことも珍しくないが、G-Tune P3では液晶パネルの上部にデュアルアレイマイクを内蔵している。
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