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Twitter ツイ廃には「とくに対応していません」

2019年11月26日 13時00分更新

 Twitter Japanは11月25日、「Twitter Japan 2019年の総括と2020年のフォーカスについての記者説明会」を開催した。2019年のTwitterでの出来事や、現在の取り組みを紹介するもの。

 今回は2019年のTwitterトレンド、売り上げや広告収入、健全性に向けた取り組みの3つのトピックに分け、説明会をレポートしたい。

「今年ほど盛り上がった年はない」

 まずは、2019年のTwitterトレンドを振り返っていこう。

 Twitter Japanの代表取締役である笹本裕氏は、Twitterは世界中で起きている出来事に関する会話がリアルタイムで繰り広げられる場だと位置づけ、「Twitter is what's happening.」というキャッチーコピーを紹介。

 2019年の傾向に関して、笹本氏は「私はTwitterに参りまして6年近くになりますが、今年ほど『Twitter is what's happening.』が多かった年はないと記憶しております。元ZOZOの前澤さんがお年玉企画を企画をツイートされ、非常に多くリツイートされました。令和の新元号の発表、そして新元号になるタイミングも、非常に大きな『Twitter is what's happening.』だったと記憶しております」と感想を述べた。

 日本の月間Twitterユーザーは4500万以上おり、利用者数は10%を越える成長を記録しているという。改元の24時間以内には「令和」に関するツイート数は1200万以上。英語圏ではヘンリー王子が結婚したときには660万ツイート以上だったので、日本語圏でのTwitterの影響力の大きさがうかがえる。

 アジア初のラグビーワールドである「ラグビーワールドカップ2019」や、福島県や千葉県に大きな被害をもたらした「令和元年台風第19号」も、2019年にTwitterで盛り上がった話題として挙げられる。

 10月20日に開催されたラグビーワールドカップの「日本 VS.南アフリカ戦」に関する日本国内でのツイートを分刻みで見ると、キックオフ、田村優選手がペナルティを決めた瞬間、前半終了、南アフリカのファフ・デクラーク選手がトライを決めた瞬間にツイート数が跳ね上がったとのこと。

 また、台風第19号が発生した10月5日から約1ヵ月間での関連ツイート数は2600万件。台風が上陸した上陸の日には関連ツイート数は600万件に及ぶ。

 台風の関連ワードとともにツイートされる言葉に目を向けると、上陸前の10月9日には「中止」や「開催」などの週末の予定に関するものが多く、上陸後の10月12日には「浸水」や「氾濫」など、水害や警戒、避難にまつわるものが多いとわかった。

(次ページでは「Twitterは広告収入で収益を得ている」)

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