週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Xアイコン
  • RSSフィード

軽さ、性能、キーボード、バッテリー、デザイン……

なにひとつ妥協せず快適に使えるモバイルノート「VAIO SX12」

2019年11月24日 10時00分更新

日々の生活を充実させるモダンPCとは?

 モダンPCとは、マイクロソフトが提唱する、スタイリッシュさと使い勝手のよさを両立したモバイルノートパソコンで以下のような特徴がある。

・SSD/eMMC搭載で処理が高速なのに加え、指紋認証やWindows Helloでの顔認証で簡単・安心ログインが可能。起動を高速化する「高速スタートアップ」も搭載
・薄くて軽いボディーで、外出先にも気軽に持っていける
・タッチ操作対応の2 in 1タイプで、ノートパソコンだけでなくタブレットとしても使用できる
・Microsoft Office搭載で日々の仕事を快適にこなせる

 Windows 7のサポート終了が迫る中、日々の生活をモダンPCでより充実・快適にしてみてはいかがだろうか。

 VAIOが販売する「VAIO SX12」は、12.5型液晶を搭載したモバイルノート。ベゼルの薄い狭額縁デザインとすることで、11.6型のVAIO S11と同等のサイズに一回り大きな液晶を搭載しているのが特徴だ。

 試用したモデル(VJS12190211T)の主な仕様は、CPUがCore i7-8565U(4コア、1.8GHz)、メモリーが8GB、ストレージがPCIe接続の約256GB SSD、ディスプレーが12.5型(1920×1080ドット)、バッテリー駆動時間が約13.7時間などだ。

他社の主力モバイルより一回り小さい
コンパクトボディー

 各社が主力としているモバイルノートは13.3型が主流だが、VAIO SX12が採用している液晶は12.5型。サイズが一回り小さく、カバンを選ばずしまえるのがうれしい。

 本体は最薄部で15.7mm、最厚部でも18mmという超薄型。UDカーボン素材の「カーボンウォール天板」を採用することで、この薄さと高い堅牢性とを両立している。もちろん重量は約888gと軽く、外回りや出張が多いビジネスマンから、毎日ノートPCを持ち歩く学生まで、無理せず持ち歩けるモデルとなっている。

狭額縁化により、コンパクトなボディのままより大きな液晶が搭載できるようになった

東レと共同開発したUDカーボン素材を使った特殊な天板。軽さ、堅牢性、剛性のどの点も優れている

 薄型でコンパクトとなると心配になるのが、キーボードの打鍵感だ。いくらコンパクトだといってもキーピッチが狭すぎれば打ちづらくなるし、一部のキーが細長くなれば誤押し率が高くなり、思わずイラッとしてしまうだろう。

 その点VAIO SX12は、本体幅のギリギリまで使うことで、コンパクトながらも19mmピッチを実現。これは15.6型クラスのノートやデスクトップと同等で、モバイルノートだからといって打ちにくさは一切ない。

 さらにいうと、キーを押したときのカチャカチャという騒音を減らしているほか、強く押してもたわまないボディー剛性を確保するなど、長年軽量モバイルを作り続けてきたVAIOならではの打ちやすさへのこだわりが詰まっている。

本体幅いっぱいまで広げられたキーボード。モバイルながら19mmピッチを実現しているというのだから驚きだ

暗い場所でもキー入力で困らないバックライトを搭載。飛行機内などでも問題なく利用できる

 もちろん生体認証にも対応し、キーボードの右下に指紋センサーを搭載。出先でのサインインが指先ひとつで出来るため、背後からこっそりとパスワードを盗み見られてしまう心配もない。

指紋センサーはパームレスト右端、キーボードのすぐ下に装備。指を押し当てるだけでサインイン可能だ

コンパクトでも妥協のない充実したインターフェース

 薄型軽量なモバイルノートでは、インターフェースはある程度諦めなくてはならないとはいえ、機種によってはUSB Type-Cが2つだけ……なんてことすらある。いくら薄型軽量でも、結局USBハブや各種ケーブルを持ち歩かなくてはならないのであれば、ありがたみが薄れてしまう。

 VAIO SX12のいいところは、薄型軽量ながらもインターフェースにも妥協していないことだ。USBはType-AとType-Cの両方装備しているのはもちろん、通常サイズのHDMI、さらにアナログRGBや有線LANまで内蔵しているのだ。

右側面には、SDカードスロット、USB Type-A、USB Type-C、HDMI、有線LAN、アナログRGBを装備

左側面は排気口があるため、USB Type-A×2、音声出力のみ。左右合わせてUSBポートが合計4つもあるのがうれしい

 少々やりすぎな感すらあるが、備えあれば憂いなし。「プロジェクターがあるという出先でプレゼンをしようとしたら、入力がアナログRGBしかなかった」とか、「Wi-Fiが壊滅的に遅くて使い物にならず、ネットにつなげるには有線LANしかない」といった非常事態でも、慌てることなく対応できる。

 極端な例を出してしまったが、薄さや重量を犠牲にせずこれらのインターフェースが搭載されているのであれば、メリットしかない。

 インターフェースに関してもうひとつ紹介しておきたいのが、本体ではなくACアダプターの方。PCの充電ができるだけでなく、USB ACとして使えるポートを1つ搭載しているのだ。これが意外と便利で、スマートフォンの充電、周辺機器への電源供給、USBライトの点灯など、多用途に利用できる。USB ACを持ち歩かなくてよくなるため、荷物がひとつ減らせるわけだ。

ACアダプターにもUSBポートを装備。スマートフォンの充電などで活躍してくれる

 今回は主に本体の機能面を紹介してきたが、実機を使ったベンチマークなどの性能面については、次回紹介していこう。

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう