マザーボードやビデオカード、ケースファンにPCケースと最近はLEDを搭載してイルミネーションが楽しめる「光るパーツ」が爆発的に増えている。
とはいえ、今回紹介するSuper Flowerの電源ユニット「LEADEX III GOLD ARGB」シリーズのように「光る電源ユニット」は、まだあまり見かけない。一体どこがどう光るのか、はたまた電源ユニットとしての使い勝手はどうなのかなど、気になる部分をチェックしていこう。
白をベースにした色合い
EPS12Vケーブルを2本同梱
LEADEX III GOLD ARGBシリーズは、80PLUS GOLD認証を取得したフルプラグインタイプの電源ユニットだ。13cm径のファンを搭載しており、内部温度が低い状態ではファンの動作を停止する「エコモード」を搭載する。
ラインナップは、定格出力が異なる550Wから850Wまで4モデルだ。おもしろいのは、550WモデルでもEPS12Vケーブルを2本付属すること。最近のマザーボードでは、EPS12Vコネクターを2基装備し、CPUに電流を安定して供給できるようにしているモデルが多く、こうした状況を反映した構成なのだろう。
LEADEX III GOLD ARGBシリーズのスペック表 | ||||||
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型番 | LEADEX III GOLD ARGB 550W |
LEADEX III GOLD ARGB 650W |
LEADEX III GOLD ARGB 750W |
LEADEX III GOLD ARGB 850W |
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定格出力 | 550W | 650W | 750W | 850W | ||
80PLUS認証 | 80PLUS GOLD | |||||
+3.3V | 20A | |||||
+5V | 20A | |||||
+12V | 45.8A | 54.1A | 62.4A | 70.8A | ||
-12V | 0.5A | |||||
+5VSB | 3A | |||||
サイズ | 150(W)×160(D)×86(H)mm | |||||
実売価格 | 1万7000円前後 | 1万9000円前後 | 2万円前後 | 2万1000円前後 |
筐体は、こちらも電源ユニットでは珍しくオフホワイトを採用する。あまり目立つことは要求されない電源ユニットは、PCケースと似たつや消しのブラックモデルが多い。しかしLEADEX III GOLD ARGBは、イルミネーションも含めて目立つことが重要であり、こうしたカラーリングを採用したのだろう。また、白はLEDによるイルミネーションが映える色でもある。
LEADEX III GOLD ARGBの奥行きは16cm。プラグインケーブルのコネクターは、電源ユニットに差し込んだ状態だと実測値で1.5cmだった。おおむね20cmクラスの電源ユニットが入るPCケースなら、余裕を持って配線できるだろう。
電源ユニットの奥行きとコネクターを合わせたサイズ感は、最近の電源ユニットでは平均的なものであり、ほとんどのPCケースで問題なく利用できる。とくに850Wモデルだと、電源ユニットだけで奥行きが18cmのモデルが珍しくない。高性能なシステムをコンパクトなATXケースに組み込みたい場合は、こうした奥行きの短さに助けられることもある。
今回は、750Wモデルを試用した。プラグインケーブルはメイン電源ケーブルが1本、EPS12Vケーブルが2本、8ピンコネクターを2基装備するPCI Express電源ケーブルが3本、3基のSerial ATAコネクターを装備するSerial ATA電源ケーブルが3本、4ピンコネクターや3ピンコネクターを装備するペリフェラルケーブルが1本という構成だ。
ケーブルのコネクター部分には、透明感のあるアクリル素材を採用しており、電源ユニット側のLEDの光が透過して周囲に広がる。ケーブル自体にはLEDは組み込まれておらず、またマザーボードや各デバイスに接続するケーブルは、一般的な電源ユニットと同じブラックのプラスチック製だ。
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