機能としては、「Reuters Now」「Live Feeds」「Featured」という大カテゴリがあり、Live Feedsでは、現在生放送中(または過去の生放送)の映像を視聴できる。Reuters Nowは、5分から30分までの5分刻みで、現在の主要ニュースを一まとめにしたプログラムが表示される。
1つ1つのニュースは1〜3分程度と短く、それを連続して視聴できるのが特徴で、ニュースを次々チェックできる。「Watch Offline」は、指定したニュースをダウンロードしておき、ネットが繋がらないオフラインの環境でも視聴できる。Reuters Nowの最新のプログラムも一括してダウンロードしておけるので、朝の支度の合間にダウンロードしておき、出社中の電車内でヘッドホンを使いながら、データ容量を消費せずにニュースを視聴する、といったことも可能だ。
Featuredは、金融ニュースの「Market Now」や、テクノロジー関連のニュースをまとめた「This Week in Tech」といったジャンルやテーマごとにニュースをまとめたもの。
こうしたさまざまな手法でニュースを見やすくまとめてくれており、興味のある分野だけニュースをまとめて見るということもできる。英語学習にとっては、生の英語をふんだんに聞けるというメリットがあり、ある程度慣れた英語学習者であれば、ネイティブのさまざまな英語を聞くことで、耳が肥えて聞き取り能力の向上が期待できる。
前述のように、映像と合わせて見ればある程度ニュース内容がつかめるため、飽きずに続けられるという点もポイント。映像は見ずに音声だけ流すだけでも効果的だろう。
見逃せないのは、世界情勢に詳しくなれるという、ニュース本来の使い方。特に英語力が高い人であれば、現地の人との話題でニュースを取り上げることも可能になるし、相手の話題にもついていける。ニュースで使われているような用語や用例を使えば語彙力も向上する。
ちなみに、PCではReutersのサイトにアクセスしてVideoを選択すると、同じ映像ニュースを視聴することができる。PC版だと、同じニュース映像に日本語字幕が用意されたものもあり、ニュースによっては映像と字幕で意味を再確認する、といった使い方もできるだろう。
協力:長束 啓樹(ENGLISH COMPANY)
大学在学中は、外国語学部で英語学・英文学・音声学などを学び、米ケンタッキー州でTESOL(英語教授法)について学ぶ。帰国後は、教育業界で英語指導に携わり実務経験を積んだ。各種SNSを駆使し英語学習に便利なWebサービス等について調べ、実際に使っては周りに紹介している。
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