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クルマのフィギュアスケート! D1最終戦は勝たずにチャンピオン決定!

2019年11月16日 15時00分更新

12月1日、筑波でドリフト世界統一王者が決まる!

 11月30日~12月1日の2日間、茨城県・筑波サーキットで「FIAインターコンチネンタル・ドリフティングカップ」が開催されます。今年で3回目となる世界自動車連盟公認のドリフト世界一決定戦。初年度は川畑選手が優勝、昨年はロシアンドリフトシリーズチャンピオンのゲオルギィ・チフチャン(通称:ゴーチャ)選手が王者を戴冠しました。

川畑選手とGRスープラ

 注目は昨年ワンツー・フィニッシュを決めたロシア勢はもちろんのこと、ニュージーランドのドリフトマスター、マイケル・ウィデット(通称:マッド・マイク)選手。4ローター・ツインターボエンジンを搭載したRX-7(FD3S)が、迫力のサウンドで筑波を揺るがすこと間違いありません!

左からポン選手、川畑選手、藤野選手。全員同じTeam TOYO TIRES DRIFTに所属している

 迎え撃つは、初代王者の川畑選手、D1GP2連覇の横井選手のほか、FDマイスターの松井選手、シリーズ3位の藤野選手、そして若手の小橋選手の5名。川畑選手は王座奪還に向けて、マシンをリニューアル。タイヤのグリップレベルが上がった現在、1000馬力がなければ追走で勝てないとの決断から、ドリフト競技ではポピュラーな2JZ(800馬力)から、SC430などに搭載されていたV8の3UZ-FEにチェンジ! しかもボーリング加工などにより4.4リッター化した上にターボを搭載した結果、1000馬力という大台に到達する予定。

現在教習所に通い、将来はドリフトに挑戦したいという美環ちゃんと川畑選手とGRスープラ

4.3リットルV8ターボエンジンを搭載した川畑選手のGRスープラ

 松井選手も「自分の手で日の丸を一番高いところに掲げ、国歌を流す」という不退転の決意。藤野選手も「今年出られるかわからない状況だった。いただいたチャンス、出るからには勝ちに行く」と、静かに闘志を燃やしていました。D1GPシリーズに参戦するタイのDaychapon Toyingcharoen選手(通称:ポンちゃん)も、日本のD1選手を知っているだけに要注目です。

タイ代表として戦うポン選手と86

 世界を迎え撃つ日の丸滑走隊。その戦いぶりを筑波で応援してはいかがでしょう。

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