グーグルから新型のスマートフォン「Pixel 4」が登場した。最新のAndroid 10を搭載し、デュアルカメラを備えていてグーグルが言うところの「Googleがつくりたかったスマートフォン」だ。グーグルから発売されているということで、Androidのリファレンズモデル的な存在でもあるので開発者も気になることは多いだろう。今回、レビュー機を触る機会をいただいたので、使用感をレポートする。
外観的な特徴はこれといってなく、シンプルで丸みを帯びたデザインだ。フレームはマット処理されたアルミ製で背面はガラス製になっている。カラーバリエーションが3つあって、黒、白、オレンジが選択可能で黒の背面は光沢があり、白とオレンジは艶の無いマット処理がされている。グレア処理された黒なら一見でガラス製とわかるが白とオレンジのマット処理はガラス製には見えないが、きめ細かい質感はプラスティックのような安っぽさは感じない。
今回のテストしたPixel 4XLの本体サイズは幅約75.1mm、高さ約160.4mm、厚み約8.2mm(Pixel 4は幅約68.8mm、高さ約147.1mm、厚み約8.2mm)、質量は193g(Pixel 4は162g)。手に持った感じはサイズのわりには軽く感じる。ディスプレーサイズの大きいXLなこともあって手の小さめな人では少し持て余し気味に感じるだろう。
ディスプレーの有効エリアは左右と下側はかなり狭いが上部は最近流行りの凹型デザインにはなっていない。この辺は既存のアプリとの互換性を重視している可能性もある。
インターフェースを大きく変更したが切り替え可能
従来のAndroidと大きく変わっている点はインターフェースで、画面下部に備わっていたおなじみの三角・丸・四角の3ボタン ナビゲーションが消えて、iOSライクなジェスチャー方式がデフォルトに変更されている(3ボタン式にも変更可能)。ジェスチャー操作に慣れると画面を広く使えて便利という声をよく聞くので多くの人に受け入れられているのだろう。
個人的には確実に操作ができるナビゲーションボタンのほうが、今はまだ好きなので切り替えができるようになっているのはうれしい仕様だ。これなら気が向いたときに試してみて慣れそうであれば違和感なく移行できるかもしれない。
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