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星雲が出す光の波長域への透過率を高めたローパスフィルターを装備

キヤノン、天体撮影専用フルサイズミラーレスデジカメ「EOS Ra」発表

2019年11月06日 15時45分更新

「EOS Ra」(RF15-35mm F2.8 L IS USM装着時)

 キヤノンは11月6日、天体撮影専用のフルサイズミラーレスデジカメ「EOS Ra」を発表した。12月上旬に発売する。

 「EOS R」をベースとしており、撮像素子には有効画素数最大およそ3030万画素のフルサイズCMOSセンサーを搭載。CMOSセンサーの前面にあるローパスフィルターの特性を変更し、天体撮影で用いられる波長「Hα線」の透過率をおよそ4倍に高めている。また、撮像素子と映像エンジンの組み合わせで最高ISO40000の常用ISO感度と低ノイズの撮影を実現。

 また、映像の拡大倍率をEOS Rの最大10倍から最大30倍に変更。液晶ディスプレー上で細かな星を大きく拡大表示することができるため、三脚にカメラを固定したまま液晶ディスプレーで撮影設定の調整と映像確認する際に厳格なピント合わせが可能という。価格はオープンプライス。

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