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Mini-ITXのPCケース「A1 PLUS」にも組み込んでみた

Mini-DTXの超注目マザー、ROG Crosshair VIII Impactレビュー

2019年11月05日 19時30分更新

文● 松野将太 編集●ASCII

 2019年のCOMPUTEX TAIPEIで発表され、Mini-DTX規格の採用で話題を呼んだASUSのX570マザーボード「ROG Crosshair VIII Impact」。Mini-ITXよりも縦にやや長い約20×17cmの基板が特徴で、Wi-Fi 6への対応や2枚のM.2 SSDを装着可能なSO-DIMM.2カードを同梱するなど、コンパクトながら拡張性・機能性にこだわりのある製品だ。

 本稿では「ROG Crosshair VIII Impact」の外観やスペック、機能などを紹介していこう。

小型PC自作でも性能や機能を妥協したくない人向け

ASUSのX570チップセット採用Mini-DTXマザーボードボード「ROG Crosshair VIII Impact」。実売価格は4万9000円前後

 「ROG Crosshair VIII Impact」は、AMDプラットフォーム向けハイエンドマザーボード「ROG Crosshair」シリーズの新製品。先に述べた通り、非常に珍しいMini-DTX規格に準拠した本体サイズが最大の特徴で、小さいながらもATXフォームファクター並みの機能性を志向している。

 その特性上、PCケースは少々吟味したいところだが、最近ではMini-ITXサイズをうたう製品でもPCIeスロットのスペースを2スロットぶん以上確保している製品も多く、選択肢はそれなりにある印象だ。メーカーによっては対応/非対応が製品ページに明記されているようなので、購入前に確認してみることをオススメしたい。

CPUソケットはAM4。I/Oには映像出力端子がなく、APUによる映像出力は使用できない

電源回路は8+2フェーズで、パワーステージに「TDA21472」を採用

フィンを内蔵するヒートシンク。メッシュの内部にはROGロゴが印刷されている

 X570チップセット搭載マザーボードということで、CPUソケットはAM4。第3世代Ryzenは搭載できるが、映像出力端子を持たないため、APUによる映像出力は利用できない。とは言え、製品のターゲット層を考えれば大きな問題ではないはずだ。VRM部には「TDA21472」パワーステージを採用し、8+2フェーズの電源回路により、このサイズでも安定した電力供給が可能だ。

 CPU補助電源コネクターに高耐久の「ProCool II」を採用するなど長時間稼働も想定しており、多少冷却に気を使う必要はあるものの、ハイエンドのRyzenでも問題なく利用できる設計となっている。

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