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Surface Duoの前から2画面端末にこだわっていたマイクロソフト、モバイルの戦略の変遷を振り返る

2019年11月02日 12時00分更新

マイクロソフトは戦略を変化させている

 Surface DuoのAndroid採用は、市場の変化とマイクロソフトの変化の両方を感じるものでもある。iOS向けのOfficeの提供など、OSと生産性ソフトウェア、あるいはブラウザのセットにこだわらなくなった。Linuxとの歩みよりなど、就任時に「モバイルファースト、クラウドファースト」を打ち出したナデラCEOの方針だろう。

 Androidでは、Windows 10搭載PCとAndroidデバイスの連携アプリ「Your Phone Companion」がある。Androidスマホにくるメッセージや通知をWindows PCでも受け取ったり管理できるというもので、Surface Duoでも役に立つことになるかもしれない。

 Surface事業は10億ドルビジネスに成長している。ブランドは確立している。実際に製品が登場まで待たなければならないが、Surface Duoが成功するのか、さまざまな点で気になるところだ。


筆者紹介──末岡洋子


フリーランスライター。アットマーク・アイティの記者を経てフリーに。欧州のICT事情に明るく、モバイルのほかオープンソースやデジタル規制動向などもウォッチしている

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