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「変わる必要がない」完成度を知る

超軽量2in1 PC「レッツノートRZ8」の見やすさと打ちやすさ

2019年11月04日 07時00分更新

リード速度が毎秒3000MB超の超高速SSDでサックサク!

 処理能力に言及したので、ベンチマークテストで測定したスコアーを紹介しておこう。なお、処理能力を検証したモデルは2019年秋冬モデル上位構成の「CF-RZ8FFMQR」。比較対象として、2019年前半期に盛り上がった超小型ノートPCからCore m3-8100Y(2コア/4スレッド、1.1~3.4GHz)に8GBのシステムメモリー、256GB SSDを搭載したモデルで測定したスコアーを並べてみた。

 まずは総合性能を計測できる「PCMark10」の結果から見てみよう。

総合性能ベンチマークソフト「PCMark 10」

「PCMark 10」の比較

 やはり、CPUやメモリーなどの地力の差が出てレッツノートRZ8が総合で108スコアー上になった。他のテストもすべて勝利しているが、特にアプリの起動速度なども計る「Essentials」と、Office系アプリの快適さに関わる「Productivy」のスコアーで大きな差をつけている。

 続いて、CPUベンチマークのド定番である「CINEBENCH R15」の結果だ。

CGレンダリングでCPU性能の地力を計測する「CINEBENCH R15」

「CINEBENCH R15」の比較

 こちらでもはっきりとした差がわかった。レッツノートRZ8は非力なPCが多い小型ノートPCの中でも、しっかりとした存在感を示していると言える。しかしながら、スタンダードな13.3型ノートPCによく採用されている、型番末尾が「U」のいわゆるUプロセッサーと比べれば、こちらは省電力に振ったYプロセッサーなので劣る。しかし、低価格PCに採用されるAtomなどと比べればはるかに優秀だ。そういった意味では、比較のCore m3-8100Y採用PCもそう悪いスコアーではない。

 最後に、ストレージ性能を「CrystalDiskMark 6.0.2 x64」で計ってみよう。

ストレージの速度を計測できる「CrystalDiskMark 6.0.2 x64」

「CrystalDiskMark 6.0.2 x64」の比較

 どちらもPCI Express接続のSSDを搭載しているが、かなりの差がついた。シーケンシャルではリードもライトも倍以上高速だ。実際、評価作業中に通常の業務(記事執筆とAdobe Illustratorを用いたデザイン作業)でレッツノートRZ8を使ってみたが、処理能力で不満を感じることはなかった。

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