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東京モーターショー 2019

華やかなコンセプトカーが並ぶダイハツブース

2019年11月01日 10時00分更新

ダイハツはさまざまなジャンルのコンセプトカーを展示

 「第46回東京モーターショー2019」の青海展示棟 Bホールに位置するダイハツブース。今回も数多くのコンセプトカーを展示し、華やかさは他社と一線を画している。ここではそんな魅力的な車たちを紹介しよう。

 「IcoIco(イコイコ)」「TsumuTsumu(ツムツム)」「WaiWai(ワイワイ)」「WakuWaku(ワクワク)」と名付けられた4台のコンセプトカー。いずれも「暮らしに寄り添う」を主眼としたクルマたちだ。

 IcoIcoは自動運転機能を搭載した電気自動車で「パブリックトランスポーター」という位置づけ。格納式のスロープを搭載し、高齢者や子供、大きな荷物を持った人など、誰もが乗降しやすいクルマとしている。車両サイズは全長3395×全幅1475×全高1995mmと、自宅や目的地前の細い道でも小回りがきく大きさとしているのが特徴で、さらにお世話ロボット「Nipote(ニポテ)」が付属し、移動に関わるアシストするという。まさに「ちょっと出かける」時を体現したコンセプトカーだ。

 TsumuTsumuは次世代の軽トラック。働くクルマである軽トラックは年間20万台のシェアで、ダイハツのほかスズキとホンダが参入している。そのうちホンダは2021年で撤退を表明していることから、今後は2社の争いとなる。それゆえこのTsumuTsumuは今後の軽トラックのあり方を占ううえでも重要な存在だ。

 コンセプトカーではキャビンを大型化したほか、用途に合わせて荷台を換装できるのが特徴。従来の軽トラックの使い方にとどまらない用途を提案している。また、路線バスのような「中折れドア」により抜群の乗降性を実現した。

 WaiWaiは運転しやすいコンパクトな車両サイズ(全長4200×全幅1665×全高1665mm)の小型ミニバン。3列6人乗りで、窮屈に感じさせぬようサンルーフ仕様として室内の解放感を高めた。パワートレインはハイブリッドで、近い将来登場しそうな現実感がある。

 WakuWakuはSUVタイプの軽自動車。骨太な印象の内外装デザインは、スズキのジムニーを彷彿させる。ダイハツならではのパッケージングの上手さに期待したい。

 その会場の中に特に大きな説明もなく2台の小型SUVが置かれていた。実はこのクルマ、間もなく発売が予定されているとのこと。ボディーサイズは全長3995×全幅1695×全高1620mmと、都市部の狭い路地でも余裕に対応。大型のフロントグリルや釣り目のLEDヘッドライトなどは、今までのダイハツ車とは異なるダイナミックな趣だ。

 ダイハツブースには、先日発売を開始した「コペンGRスポーツ」も展示。GRは言うまでもなくGAZOO Racingの意味で、ダイハツディーラーのほか、トヨタのスポーツカーブランド「GR」を中心に取り扱う販売拠点「GR Garage」からも販売中だ。レカロシート、MOMOのステアリング、BBSホイールなど、世界の一流品が奢られている。さらに独自の車体補強パーツとサスペンションも搭載し、より高いコーナーリング性能を実現しているとのこと。

 さらに別場所に用意されているキッザニアとのコラボレーションブースでは、このコペンを組み立てるコーナーも用意されており、子供達に大人気。ぜひ親子で東京モーターショーに足を運んでみてはいかがだろう。

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