「Call of Duty: Modern Warfare」のDXR時はぐっと落ち込む
フレームレートの最大と最小の落差が激しいのがこのゲームの特徴で、特に最小60fps以上の維持にはハイエンド級のGPUが必要になる。とはいえ、GTX 1660 SUPERであれば平均70fps以上は出せるのだから及第点とすべきだろう。このゲームではGTX 1660 SUPERは1660 Ti寄りの性能だが、4KではGTX 1660 Tiにだいぶ差をつけられている。
最後に直近リリースでNVIDIAも力を入れている「Call of Duty: Modern Warfare」のパフォーマンスも見ておきたい。画質は最高設定とし、キャンペーンの“ピカデリー”で一定のコースを移動した際のフレームレートを「CapFrameX」計測した。このゲームはDXRを利用した影の処理にも対応しているため、DXRを有効にしたパターンでも計測した。
このゲームでもCUDAコア数の影響が強いようで、GTX 1660 SUPERの性能はGTX 1660 Tiと1660のほぼ中間。DXRオフ設定であれば、WQHD時でも平均70fpsオーバーでゲームが楽しめる。競技性を重視するなら画質を下げる、あるいはもっとパワーのあるGPUが欲しくなるが、リフレッシュレート60HzのフルHD液晶ディスプレーでプレイするなら十分なパフォーマンスが出せるだろう。
DXR有効時はフレームレートがぐっと落ちるが、この時GTX 1660 Tiと1660 SUPERの差に注目したい。フルHD時ではGTX 1660 Tiの約78%にまで落ち込んでいるが、これはDXRの処理をCUDAコアで実行しているため、CUDAコアの多いGTX 1660 Tiが圧倒的に有利になるためだ。また、理由は不明(おそらくドライバーが原因か……)だが、GTX 1660に逆転されるという不可思議な結果も得られた。
だがWQHDより上になると、GTX 1660 TiでもDXR以外の描画処理で手一杯気味になるため、相対的に差が縮まる。もちろん、GTX 1660 SUPERの評価用ドライバーの熟成がこのゲームに対して不十分であるため、性能が開いている可能性もある。
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります