GeForce GTX 1650でNULLを検証する
インプットラグがドライバー側でそれを改善できるかについては、Radeon Anti-Lag検証記事ですでに述べているので割愛する。では、今回どんな環境で検証するか……だが、インプットラグはGPUが律速になっている、いわゆる“GPU Bound”な状況で発生しやすく、フレームレートが75~90fpsの時に観測しやすい。ゆえに、ハイエンドなGPUで超高フレームレートが出るような環境よりは、エントリーに近いGPUで検証するのが好適だ。
そこで、今回はTuring世代の一番下のモデルであるGTX 1650を搭載したZOTAC製ビデオカード「ZOTAC GAMING GeForce GTX 1650 Low Profile」を用意した。これにGIGABYTE製の240Hz対応超高速ゲーミング液晶「AORUS KD25F」を組み合わせる。格ゲーは基本的に描画負荷が非常に軽いため、GeForce GTX 1650であってもパワー不足にはならないのだ。
その他の環境は以下の通りだ。GPU Boundな状況にするためには、CPUはある程度高速である必要がある。その点Ryzen 7 3800Xはパフォーマンス的に文句のないチョイスと言えるだろう。ドライバーは検証時点で最新のGeForce 436.68を使用している。
検証環境 | |
---|---|
CPU | AMD「Ryzen 7 3800X」(8C/16T、3.9~4.5GHz) |
CPUクーラー | Corsair「H110i」(簡易水冷、280mmラジエーター) |
マザーボード | GIGABYTE「X570 AORUS MASTER」(AMD X570) |
メモリー | G.Skill「Trident Z RGB F4-3200C16D-16GTZRX」×2(DDR4-3200 8GB×4) |
グラフィックス | Zotac「ZOTAC GAMING GeForce GTX 1650 Low Profile」(GeForceGTX 1650) |
ストレージ | GIGABYTE「AORUS GP-ASM2NE6200TTTD」(NVMe M.2、2TB SSD) |
電源ユニット | SilverStone「SST-ST85F-PT」(850W、80 PLUS PLATINUM) |
OS | Microsoft「Windows 10 Pro 64bit版」(May 2019 Update) |
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります