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Pixel 4のカメラは綺麗だが超広角がないのが厳しい

2019年10月27日 12時00分更新

単なる望遠レンズではなく
デュアルカメラとして効果的な仕様

 カメラはPixelシリーズとしては初めてアウトカメラが2眼になり、1200万画素(F1.7/視野77度)と、1600万画素(F2.4/視野52度)の組み合わせ。35mm換算だと視野77度は焦点距離約27mm、視野52度は焦点距離約44mmで、いわゆる標準と望遠のペアとなり、最近はやりの超広角は搭載していない。

 また、スマートフォンのカメラで標準と望遠の組み合わせの場合、望遠は2倍以上というのが一般的だが、Pixel 4の倍率はそれに満たない。そのため望遠効果を期待するより、カメラをデュアル化してより多くのデータを取り込むことで、写真の品質をアップさせるのが狙いのようだ。

背面のカメラはデュアル仕様になった

 実際搭載されているカメラアプリでは、ほかのスマートフォンのように倍率をワンタッチで切り替えるようなボタンは用意されていない。もちろんピンチイン・アウトでズームの倍率は調整できるが、新たに搭載された望遠レンズを狙って使うというよりは、シングルカメラのつもりで撮影するのが良さそうだ。

最大デジタルで8倍ズームまで可能だが、標準と望遠を切り替えるようなボタンはない

アウトカメラの設定項目

インカメラでは美顔機能も利用できる

前モデルで評価の高かった夜間モードもパワーアップしている

 以下はPixel 4で撮影した作例。基本的にはオートかつ手持ちで撮影しているが、夜景に関しては夜間モードでも撮影している。デュアルカメラの効果もあり、ズームの画質劣化があまり感じられないのがポイント。全体的に仕上がりも鮮やかで「撮影に失敗しないカメラ」として十分威力を発揮しそうだ。

標準で撮影。門の飾り部分も細かく描写されている

2倍ズームで撮影。デジタルズームだが画質の劣化は感じられない

最大の8倍で撮影。多少ぼやけてはいるが、十分実用できるレベル

逆光気味での撮影だが、白とびや黒くつぶれているところはほとんどない

2倍で撮影。石像の質感がしっかりと出ている

接写でマクロ撮影。風で花が動いていたが、ブレずにめしべやおしべの生々しさがでている

室内照明でのフード撮影。ホワイトバランスも悪くなく見た目どおり

インカメラでのセルフィー。ややCG感があるのが気になる

標準のカメラモードで撮影した夜景

夜間モードで撮影。夜空やビルの壁が明るくなっている

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