単なる望遠レンズではなく
デュアルカメラとして効果的な仕様
カメラはPixelシリーズとしては初めてアウトカメラが2眼になり、1200万画素(F1.7/視野77度)と、1600万画素(F2.4/視野52度)の組み合わせ。35mm換算だと視野77度は焦点距離約27mm、視野52度は焦点距離約44mmで、いわゆる標準と望遠のペアとなり、最近はやりの超広角は搭載していない。
また、スマートフォンのカメラで標準と望遠の組み合わせの場合、望遠は2倍以上というのが一般的だが、Pixel 4の倍率はそれに満たない。そのため望遠効果を期待するより、カメラをデュアル化してより多くのデータを取り込むことで、写真の品質をアップさせるのが狙いのようだ。
実際搭載されているカメラアプリでは、ほかのスマートフォンのように倍率をワンタッチで切り替えるようなボタンは用意されていない。もちろんピンチイン・アウトでズームの倍率は調整できるが、新たに搭載された望遠レンズを狙って使うというよりは、シングルカメラのつもりで撮影するのが良さそうだ。
以下はPixel 4で撮影した作例。基本的にはオートかつ手持ちで撮影しているが、夜景に関しては夜間モードでも撮影している。デュアルカメラの効果もあり、ズームの画質劣化があまり感じられないのがポイント。全体的に仕上がりも鮮やかで「撮影に失敗しないカメラ」として十分威力を発揮しそうだ。
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