第22回
「キルラキル」などの「トリガー」や「聖剣伝説2」などの作曲家も参加
懐かしいけど新鮮、日本アニメとゲームのオマージュが詰まったRPG「Indivisible」
2019年11月08日 16時00分更新
日本のアニメファンとゲームファンを刺激するビジュアルと音楽
Indivisibleを初めてプレーした際、日本のアニメとゲームの影響を受けたビジュアルに魅了された。手描きで表現されたアニメーションは滑らかな動きをみせるとともに、どこか懐かしい気持ちに駆られたものだ。それから、昔プレーした日本のRPGを想起させる音楽もまた懐かしい。懐かしいけれど、一度も見たことがなく、プレーしたこともないような新鮮味も感じられた。
先ほども述べたように、本作には日本人クリエイターも制作に携わっている。オープニングアニメーションは、TVアニメ「キルラキル」などでおなじみの「トリガー」(※Titmouseと共同制作)が手がけ、楽曲は「聖剣伝説2」などで知られる菊田 裕樹氏が担当。心に刻まれるぐらい素晴らしい出来なので、心ゆくまで堪能してもらいたい。
登場する仲間は約23人!
懐かしい王道ファンタジーを堪能できる
Indivisibleのストーリーは、辺鄙な村に暮らす少女アジュナは父を殺した悪の組織を討つべく、仲間とともに冒険に赴くといった内容だ。本作で展開されるストーリーは極めて王道的で、日本のRPGをプレーしてきた人にとって親しみ深いものになっていると感じた。ただ、執筆時点では日本語字幕が未実装なので、ストーリーも堪能したい人は11月1日以降(予定)まで様子を見ることをオススメする。
冒険の途中で仲間と出会い、パーティーに加わる流れはよくある展開だが、本作に登場する仲間(インカーネーション)は主人公を含めてなんと約23人! これには驚いた。どのキャラクターも攻撃やサポートに特化した固有スキルを持っており、自分好みのパーティーを編成できる。スキル同士のシナジー効果で戦闘を有利にする面白さが魅力的なポイントといえる。唯一の欠点は、どの仲間をパーティーに入れようか悩んでしまうことだろうか。
Indivisibleは、日本のアニメとゲームへのオマージュが色濃く反映された良作だ。ときには懐かしさを、ときには新しさも感じられた。そして、一度ハマったら最後までやめられなくなる魅力も詰まっている。個人的な見解を述べると、日本語版についてはプロの声優さんを起用してほしいし、もし可能であればアニメ化もしてほしいところだが、今後に期待するとしよう。とにかく、懐かしさと新しさが絶妙に融合されたゲームをプレーしたい人は、Indivisibleをオススメしたい。
作品概要
・タイトル:Indivisible
・販売:505 Games
・開発:Lab Zero Games
・ジャンル:横スクロールアクションRPG
・プラットフォーム:PC、PlayStation 4、Xbox One、Nintendo Switch
・レーティング:T(Teen)
今回は、PC版をサードウェーブが販売中の14.1型ノートパソコン「GALLERIA GWL250YF」でプレーした。主なスペックは、Core i5-8265U、GeForce MX250、8GBメモリー、256GB SSDという構成で、価格は10万8978円から。10万円台のゲーミングノートパソコンながら、Indivisibleを快適にプレーすることができた。Indivisibleのシステム要件は、以下のとおり。
| Indivisibleの主なスペック | ||
|---|---|---|
| 要件 | 最低 | 推奨 |
| CPU | Core i3-2100 | Core i5-3470 |
| グラフィックス | GeForce GTX 560 | GeForce GTX 670 |
| メモリー | 6GB | 8GB |
| ストレージ | 6GB利用可能 | |
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