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医療福祉機器・設備に関する専門展示会「HOSPEX Japan 2019」出展ベンチャー紹介

認知症ケアに役立つミミズク型ロボット「ZUKKU」

2019年10月29日 07時00分更新

 日本能率協会が、日本医療福祉設備協会と共催で、医療福祉機器・設備に関する専門展示会「HOSPEX Japan 2019」(ホスペックスジャパン)を開催する。会期は11月20日から22日の3日間で、場所は東京ビッグサイト。

 HOSPEX Japanは、今年で44回目を迎える病院・福祉施設の設備機器の専門展示会。医療機器や病院建築・改修に関する建設設備、医療機器や感染対策、ベッドや看護製品、病院給食や滅菌装置関連など、幅広い製品を展示する。

 近未来の病室をデザインした「デザインで変わる!元気になる病室デザインコーナー」や「災害医療・災害対策ゾーン」「医療×AI/IoTゾーン」も新設。病院・福祉・介護施設で働く人にとって見ごたえのある展示会だという。

 今回、HOSPEX Japan会場にてASCIIとのコラボブースに出展する要注目のベンチャーを紹介する。興味があったら、ぜひ足を運んで最新ソリューションを確認してみてほしい。

●認知症ケアロボット「ZUKKU」
株式会社ハタプロ

 認知症ケアロボット「ZUKKU」(ズック)、小動物のような愛らしい姿と動きをする新世代コミュニケーションロボット。AIと通信機能を搭載しており、人を認識して自動で顧客と会話しながら、内容をクラウドに可視化して報告。小型で設置しやすく、遠隔で動作管理が可能。医療福祉業界での活用事例としては、認知症の未病改善を目的としたAIを搭載し施設や在宅への導入や、地域包括ケアでの活用などが期待されています。

●医療機関向け医療情報プラットフォーム「MeDaCa PRO」
メディカルデータカード株式会社

 患者とオンラインでつながる医療機関向け医療情報プラットフォーム「MeDaCa PRO」を紹介。 患者の同意のもと、メッセージ付きで検査結果や処方箋コピーを患者のスマホアプリ「MeDaCa」に送信。災害時や緊急時に過去の処方や検査結果を利用可能にする。患者のスマホアプリと連携することで、「digital PHR」(パーソナルヘルスレコード)を実現する。

●ノンプログラミングツール「AppExe」
モビラス株式会社

 「AppExe」(アペックス)は、ノンプログラミングでスマホの業務アプリを制作できるツール。さまざまなライブラリが用意されており、今回のブースで紹介する音声認識・手書き文字認識はその一部。入力ライブラリを軸に、多様な現場でのデータエントリ・管理システムをカスタマイズして納品している。

●病院施設基準一元管理システム「HealtheeOneコンプライアンス」
株式会社HealtheeOne

 HealtheeOneは、DXやBPOの推進で医療に関する社会課題解決を実現するベンチャー。外来・在宅向け医療・介護保険レセプト請求システム「HealtheeOneクラウド」、病院施設基準一元管理システム「HealtheeOneコンプライアンス」、東京海上日動とのサイバーリスク保険「HealtheeOne医療情報リスク補償」をはじめ、キャッシュレス決済やドクターカー運行管理システムなどを展示予定。

●クラウド電子カルテ「Voice-Karte」
kanata株式会社

 音声解析機能を搭載したクラウド電子カルテ「Voice-Karte」は、患者と向き合った医療を目指されているドクターのためのツール。以下の3点を特徴としている。
1)医療秘書のように、患者様と話した事、診察中に考えた事を根こそぎテキスト化。
2)テキストからオーダやデータを半自動生成。画面の中を右往左往することなく診察を完了。
3)蓄積されたデータを診察や文書作成に活用する仕組みも近日リリース。

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